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スペインが苦しみながらも首位通過を果たす! 終了間際にアスパスが値千金の同点弾【ロシアW杯】

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月26日

一度取り消されたゴールがVARの判定によって認められる。

91分、右からのクロスにアスパスがバックヒールで合わせ、スペインが同点! 一度はオフサイドの判定に取り消されたものの、VARによってゴールと認められた。(C)Getty Images

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 現地時間6月25日、優勝候補のひとつに挙げられるスペインは、グループリーグ突破をかけてモロッコと対戦。自力突破の条件は、引き分けか勝利だった。

 先制したのはモロッコだった。14分、スペインがいつもどおり細かいパスをつなぐ中で、アンドレス・イニエスタとセルヒオ・ラモスが見合うような形になったところを、モロッコFWカリド・ブタイブがかっさらい、一気にゴール前に運んで、ダビド・デ・ヘアの股下を破った。

 グループリーグ敗退がすでに決まっているモロッコ。ここまで無得点だった彼らのモチベーションのひとつが、このゴールだった。そして、あわよくば20年ぶりのワールドカップ勝利をもぎ取ってやろう――。その意思は、やや激しすぎると言ってもいいプレーに表われていた。

 だが、そのビハインドをスペインはわずか5分後に跳ね返す。イニエスタ、イスコ、ジエゴ・コスタとつなぎ、ふたたびイニエスタへ。ゴールラインぎりぎりのところで中央に折り返されたボールを、トラップでGKのタイミングを外したイスコがゴール上部に突き刺した。
 
 それでも試合は落ち着かない。スペインが伝統の“ティキタカ”を繰り出し、ポゼッションでは圧倒するが、ノルディン・アムラバトの強烈なシュートがスペイン・ゴールを強襲するなど、モロッコも機を見て鋭いカウンターを仕掛けては、粘り強くフィニッシュまで持っていく。

 スペインのフェルナンド・イエロ監督が動いたのは70分過ぎ、D・コスタとチアゴ・アルカンタラを下げて、突破力とキープ力を兼備するイアゴ・アスパスと、推進力を生み出すマルコ・アセンシオを同時に投入。引き分け狙いというよりは、ゴールに向かう姿勢をより強めた交代だった。

 だが、次のゴールはモロッコに生まれた。81分、ファイチャル・ファジルのCKをユセフ・エン=ネシリがヘッドで押し込んだ。前者がヘタフェで後者がマラガ。奇しくもリーガ・エスパニョーラでプレーするふたりによって、スペインはふたたびビハインドを背負うこととなった。

 他会場の結果によってはグループリーグ敗退の危機もあったスペインだが、この直後、彼らに幸運が舞い降りる。一度はオフサイドの判定に取り消された91分のイアゴ・アスパスのゴールがVARによって認められ、さらにイランがポルトガルから同点ゴールを奪ったとの情報が舞い込んだのだ。

 勝点1を積み上げたスペインは、得失点差でポルトガルと並んだものの、総得点で上回り、首位通過が決定。決勝トーナメント1回戦ではA組2位となったホスト国のロシアと対戦する。

【データで見る】スペイン×モロッコ|詳細マッチスタッツ
 
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