スイス戦は守備重視?格上との戦い方を熟知する乾貴士の思惑は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月07日

「今は何ひとつ不安はないです」と力を込める

乾は所属クラブでの経験から「みんなで良い守備ができれば、どういう相手にでも良い攻撃ができる」と語った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 オーストリアでの直前キャンプ5日目の練習後、乾貴士が復調への手応えを口にした。
 
「だいぶ100%に近い感じでコンディションは上がっているので、まったく問題ないです。すごく良い感じで練習できていると思います」
 
 国内キャンプでは別メニューが続き、5月30日のガーナ戦でもベンチを温めていただけに状態が心配されたが、「自分のコンディションだけだと思っていたので、今は何ひとつ不安はないです」と本人は力を込める。8日に行なわれるスイス戦の出場にも意欲満々だ。
 
 もし、スイス戦で出番がやってくれば、西野体制下での初出場になる。その”デビュー戦”で、乾が最も重要視しているのは守備のようだ。
 
「チームとしては守備ですね。守備が上手くいかないとすべてが上手くいかない。(スイスは)GKも足下が上手いですし、チーム全体としてつなぐ感じなので、そこで上手くハメることができれば、良い取り方をできて、良い攻撃ができる。ただ、前がハメに行って取り切れなかった時に、みんなでどこまで戻してブロックを作るのか。その共通意識を持たないと、上手くいかないので、しっかりみんなで合わせていきたい」
 
 まずは高い位置でのボール奪取を狙い、網を抜けられた時には戻ってブロックを作る。メリハリが効いた守備が狙いだ。コロンビア、セネガル、ポーランドといった強豪と対戦するワールドカップでは、押し込まれる展開が想定される。そのシミュレーションとして臨む一戦で一体感を持った守備ができれば、チームとしても手応えを感じられるだろう。
 
 乾が「守備が上手くいかないとすべてが上手くいかない」と力説したのは、所属クラブでの経験があるからだろう。
 
「良い取り方ができれば絶対に崩せると思う。それは自分自身がエイバルで感じたこと。ああいう小さいクラブですけど、みんなで良い守備ができれば、どういう相手にでも良い攻撃ができる」
 
 スペイン1部でレアル・マドリーやバルセロナと対戦してきた乾は、格上との戦い方を熟知している。その経験を「代表でもできればいい。自分の意見は周りにどんどん伝えていきたい」と日本代表にも還元するつもりだ。
 
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