「ボルトが大好き」と前置きしたうえで…。
陸上界から仰天転身を遂げようとしているウサイン・ボルトに、サッカー界きってのご意見番が苦言を呈した。
現地3月22日、フランス・メディア『So Foot』で、元スペイン代表MFのシャビがボルトの挑戦に対し、「彼が違いを生み出すことはない」と断言して話題をさらっている。
オリンピックで8つの金メダルを獲得するなど、短距離走界で常にトップランナーとして君臨してきたボルト。そんなスピードスターのサッカー愛は尋常ではなく、公の場で最も敬愛しているマンチェスター・Uの補強に苦言を呈するなど、人一倍の知識をアピールしてきた。
そんなボルトは、今月23日にドルトムントの入団テストに挑戦。プロサッカー選手としての道を拓こうとしている。22日の練習後には『ESPN』の取材に対し、「この2日間によって、サッカーを続けていくかどうかが決まる。私の武器はスピード。これを使うのは間違いない。何が起こるか、とても楽しみだ」と意気込んでもいた。
現地3月22日、フランス・メディア『So Foot』で、元スペイン代表MFのシャビがボルトの挑戦に対し、「彼が違いを生み出すことはない」と断言して話題をさらっている。
オリンピックで8つの金メダルを獲得するなど、短距離走界で常にトップランナーとして君臨してきたボルト。そんなスピードスターのサッカー愛は尋常ではなく、公の場で最も敬愛しているマンチェスター・Uの補強に苦言を呈するなど、人一倍の知識をアピールしてきた。
そんなボルトは、今月23日にドルトムントの入団テストに挑戦。プロサッカー選手としての道を拓こうとしている。22日の練習後には『ESPN』の取材に対し、「この2日間によって、サッカーを続けていくかどうかが決まる。私の武器はスピード。これを使うのは間違いない。何が起こるか、とても楽しみだ」と意気込んでもいた。
そんな“韋駄天”ボルトの転身にクギを刺したのは、かつてバルセロナで絶対的な司令塔として君臨し、現在はカタールのアル・サッドでプレーするシャビだ。
『So Foot』の取材に応じた元スペイン代表MFは、「僕はボルトが大好きだし、彼は優れたアスリートだ。フィジカルで彼の領域に近づける者はいない。誰が彼より速く走れる? そんな人はいないだろ」と前置きしたうえで、次のようにコメントした。
「失礼を承知で言わせてもらうよ。彼がピッチ上で違いを生み出すことはないだろう。なぜなら、判断速度や創造性をフィジカルで埋めることはできない。それは不可能なことなんだ」
世界が注目するボルトの挑戦に水を差したようにも思える発言だが、確かな戦術眼と誰よりも早く次のプレーをイメージし、試合を掌握していたシャビからすれば、フィジカルだけで通用するほど、プロのサッカーは甘くないということなのだろう。
ずば抜けているとはいえ、身体能力だけで成功を掴むのは難しいという名手シャビの見解をボルトは覆せるのか。23日から2日間に渡って行なわれるドルトムントでのトライアウトの結果に注目したい。