「何が起こるかとても楽しみだ」
オリンピックで8つの金メダルを獲得し、100メートル9秒58という世界最高記録を保持しながら、昨年、陸上競技を引退したウサイン・ボルト。彼がサッカー選手への転身を目指し、3月にトライアルとしてドルトムントの練習に参加するということは以前から明かされていたが、それ23日から行なわれることが発表されている。
ブンデスリーガ公式サイトによると、現地時間の23日10時30分から練習は開始されるとのこと。ドルトムントは「ボルトがやって来る!」と、ボルトも「金曜日に向けて準備は万全」と、それぞれツイッターで綴っている。
ブンデスリーガ公式サイトによると、現地時間の23日10時30分から練習は開始されるとのこと。ドルトムントは「ボルトがやって来る!」と、ボルトも「金曜日に向けて準備は万全」と、それぞれツイッターで綴っている。
ボルトは『ESPN』の取材に答え、「この2日間によって、サッカーを続けていくかどうかが決まる。私の武器はスピード。これを使うのは間違いない。何が起こるか、とても楽しみだ」と意気込んでいる。
サッカー選手としての自身の特性についても触れており、「個人的にはウイングとしてプレーしたい。できれば左で。ただ、多くの人々はトップが合っていると言う」と語った。
ボルトの目標はマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることであり、ジョゼ・モウリーニョ監督にも直接、チャンスを与えてほしいとお願いしたという。これに対する名将の回答は「君が本気なら、(ドルトムントでの練習参加で)どうなるかを見てみよう」というものだった。
マンチェスター・Uは今シーズン、プレミアリーグではライバルのマンチェスター・シティに大きく勝点差をつけられ、チャンピオンズ・リーグではセビージャに敗れてベスト16止まりに終わっている。そのことについても、ボルトは言及している。
「クラブにとって素晴らしいシーズンとは言えないが、決して悪くもない。昨シーズンに比べてチームは改善されているし、選手個々も良くなっている」
その他、ズラタン・イブラヒモビッチのファンであること、クリスチアーノ・ロナウドやネイマールへの称賛、今夏のロシア・ワールドカップではアルゼンチン、リオネル・メッシを応援することなど、ボルトはサッカーについて熱く語った。
陸上界で大きな夢を叶えたジャマイカの偉人は、憧れのプロサッカーにおいても偉大な一歩を踏み出すことができるか。