【日本代表】強敵ブラジル戦の心構え。原口元気は「バイエルンとやるようなイメージ」

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年11月09日

攻撃のポイントは「ボールを取った時にどれだけ落ち着けるか」

「苦しむ」というフレーズを繰り返した原口。苦しむのは好きではないが、「解決策はそこしかないと思う」。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 所属するヘルタ・ベルリンでは、思うように出場機会を得られていない。それでも、今回の欧州遠征に向けて高いモチベーションを保ち、良いトレーニングができていたという。
 
「やっと自分を表現できる場があるので。存分に苦しみたい」
 
 苦しむ、と原口元気は何度も繰り返した。
 
 ブラジル戦のイメージについて聞かれれば、「90分間、苦しむような展開になると思います」と話す。「苦しまないと勝てない相手なので。苦しみに行く覚悟で」試合に臨むつもりでいる。
 
「楽をしていたら、絶対に勝てない相手。全員が苦しみながら、(勝つ)可能性は少しかもしれないけど、そこを目指してみんなでやっていくしかない」
 
 押し込まれる時間帯が長くなるのは承知のうえで、そこからいかに攻撃につなげられるか。
 
「耐えながら、なんとかボールを前に運ぶ。そこで慌てないこと。ボールを取った時にまたすぐ取られると、きつい。取った時にどれだけ落ち着けるか。そういうのは、ブンデスでバイエルンと戦う時でもひとつのポイントになる。だから僕はバイエルンとやるようなイメージですね」
 
 ブラジルは相当に手強い相手だと理解しているが、「フワッとする瞬間がある」。その隙を見逃さず、「良いコンビネーションができれば、点は取れるかな」と狙いを定める。
 
 SBとの連係で2対1の状況をいかに多く作れるか。カウンターで持ち上がった時も、持ち前の打開力で相手を一枚剥がせれば、ゴールチャンスは大きく広がる。
 
 守備に追われて苦しんでいるように見えても、虎視眈々と得点の機会を窺っている。原口がボールを足もとに収め、前を向いた時のプレーには注目だ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【欧州遠征PHOTO】「寒すぎて鼻かぜに・・」と語った選手もいるほどの寒空の下で、代表メンバーが練習に励む!
【関連記事】
【日本代表】4色のビブスがブラジル戦の11人を示唆!? 原口、槙野がスタメンか
【日本代表】地元でテンション高めのハリル。選手たちも、その雰囲気を感じ取って…
【日本代表】あのネイマールからボール奪取に成功――井手口陽介は再び、躍動できるか
【日本代表】ハイチ戦の汚名返上のチャンス。昌子源はハリルを納得させられるか――
【日本代表】久々の代表復帰の西川周作。“ブレずに続けてきた”その成果を見せたい

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ