「悪魔のヴァイオリニスト」ホッフェンハイムの19歳司令塔を現地メディアが絶賛!

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年09月26日

主将を押しのけてレギュラーの座を手中に。

バイエルンに移籍したルディの後継者として期待を集めるガイガー。ナーゲルスマン監督もそのポテンシャルを高く評価する。(C)Getty Images

画像を見る

 現地時間9月23日のブンデスリーガ6節で3位ホッフェンハイムは、ホームで6位シャルケに2-0で勝利。上位同士が激突したこの注目の一戦で強烈なインパクトを放ったのが、19歳の司令塔デニス・ガイガーだ。
 
 4-1-3-2システムのトップ下で先発したガイガーは、0-0で迎えた13分にさっそく大仕事をやってのける。左サイドを突破したスティーブン・ツバーのパスを受けると、ペナルティーエリア手前の位置から右足を一閃。狙い澄ましたグラウンダーのシュートをゴール左隅に突き刺さした。
 
 その後はアンカーのケビン・フォクトをサポートしつつ、長短のパスでアタッカー陣を巧みにコントロール。10代とは思えない落ち着き払ったプレーで、チームに安定感をもたらした。
 
 勝利に大きく貢献したガイガーを、ドイツ・メディアはこぞって絶賛。『キッカー』誌はチーム最高点となる「1.5」(1が最高、6が最低)をつけて6節のベスト11に選出すれば、『ビルト』紙も「悪魔のヴァイオリニスト」とそのパフォーマンスを手放しで称えた。
 
 1998年生まれのガイガーは、ドイツ西部のモスバッハ出身。09年にホッフェンハイムの下部組織に入団し、先発に大抜擢された今シーズンのブレーメンとの開幕戦でトップデビューを飾った。U-15からドイツの各年代の代表に選出されたエリートでもあり、今年7月に開催されたU-19欧州選手権では主力として活躍した。
 
 シャルケ戦はトップ下でプレーしたが、本職はセントラルMF。ホッフェンハイムでは今夏にバイエルンに移籍したセバスティアン・ルディの後継者として期待を集めている。今シーズンは主将のオイゲン・ポランスキを押しのけて、ここまで5試合に出場。レギュラーの座を手中に収めつつある。
 
「ミスを決して恐れないし、どんなときもボールを要求する。彼はすでに重要な選手だし、今後もそうあり続けるだろう」
 
 ユリアン・ナーゲルスマン監督もそう賛辞の言葉を送るガイガー。ドイツの次代を担うこの新星の名前を覚えておいて損はないはずだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
【現地発】「メッシ大爆発」の理由。ネイマールの退団、偽のCFへの回帰、新監督との信頼関係
パリSGの内紛報道再び! T・シウバ誕生会での集合写真にカバーニの姿なし…
酒井宏樹の評価が急上昇! 「鋭く、豪快で、美しい」とベスト11選出の全国紙が絶賛!
ロッカールームに入れない!? バルサも狙う16歳MFに「法律の壁」が…
「オカザキに自由を奪われたんだ」 リバプール守護神が強く主張する“ふたつの誤審”

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ