「自分のミスです。本当にチームに助けられました」。
鹿島アントラーズの名守護神が、痛恨のミスを悔やんだ。
J1リーグ27節、ガンバ大阪とのホームゲーム。立ち上がりからエンジンのかかりが悪い鹿島は、開始7分に先制点を叩き込まれてしまう。味方のゴールキックを足下に収めるガンバFW、ファン・ウィジョ。背後に付いていた日本代表CB昌子源を鋭い反転で交わすと、ゴールまで25メートルの位置から右足を一閃! そのサプライズショットがなんと、ゴールインしてしまったのだ。
完全に反応が遅れ、驚いたようにボールに飛びつこうとする曽ケ端。名手の明らかな判断ミスだった。
いったいなにがあったのか。
「中の状況を見た瞬間に撃たれました。苦しくしてしまったのはあの1点。みんなで試合の入り方を話していた中で、ああいうプレーをしてしまったのは良くない。自分のミスです。本当にチームに助けられました」
いっさい言い訳をしない男である。
「セオリーとして、キーパーが守るべきものです。絶対にやられてはいけない形。ああいうミスがチームに与える影響は計り知れないですから……。逆転できたので良かったです」
最後まで反省しきりの重鎮だった。
長く鹿島番を務めている記者さんによると、曽ケ端は致命的なミスをした時ほど、ちゃんとミックスゾーンで丁寧に応対し、みずからの口で説明するのだという。
それはそれで、なかなかできることではない。
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
【鹿島2-1G大阪 PHOTO】鹿島がロスタイムに植田の劇的弾でG大阪に勝利!
J1リーグ27節、ガンバ大阪とのホームゲーム。立ち上がりからエンジンのかかりが悪い鹿島は、開始7分に先制点を叩き込まれてしまう。味方のゴールキックを足下に収めるガンバFW、ファン・ウィジョ。背後に付いていた日本代表CB昌子源を鋭い反転で交わすと、ゴールまで25メートルの位置から右足を一閃! そのサプライズショットがなんと、ゴールインしてしまったのだ。
完全に反応が遅れ、驚いたようにボールに飛びつこうとする曽ケ端。名手の明らかな判断ミスだった。
いったいなにがあったのか。
「中の状況を見た瞬間に撃たれました。苦しくしてしまったのはあの1点。みんなで試合の入り方を話していた中で、ああいうプレーをしてしまったのは良くない。自分のミスです。本当にチームに助けられました」
いっさい言い訳をしない男である。
「セオリーとして、キーパーが守るべきものです。絶対にやられてはいけない形。ああいうミスがチームに与える影響は計り知れないですから……。逆転できたので良かったです」
最後まで反省しきりの重鎮だった。
長く鹿島番を務めている記者さんによると、曽ケ端は致命的なミスをした時ほど、ちゃんとミックスゾーンで丁寧に応対し、みずからの口で説明するのだという。
それはそれで、なかなかできることではない。
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
【鹿島2-1G大阪 PHOTO】鹿島がロスタイムに植田の劇的弾でG大阪に勝利!