セレッソ選手が口にした「セビージャ戦で最も衝撃を受けたプレーヤー」は?

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年07月18日

「スケールが大きすぎた」(山村和也)

山村(24)や松田はセビージャ戦で最も印象に残った選手として、相手の長身MFの名前を挙げた。(C)Getty Images

画像を見る

[2017 Jリーグプレシーズンマッチ StubHub ワールドマッチ]C大阪1-3セビージャ/7月17日/ヤンマー
 
 1-3で敗れたセビージャ戦は、C大阪にとって完敗と言えるゲームだった。序盤からパスをつながれ、21本のシュートを打たれるなど(C大阪は6本)、多くのピンチを迎えた。
 
 右SBとして先発した松田陸は試合をこう振り返る。
 
「前半は相手のペースで試合を進められてしまいました。(セビージャは)本調子ではなかったはずですが、やることが徹底されており、全員が止める・蹴るの技術がしっかりしていました。
 
 特に両サイドハーフが外にずっと張っていて、僕が対応に行くと今度はボランチの選手が出てきて間でパスを受けられてしまった。サイドの選手にプレスに行ってもダイレクトで出されてしまう場面もあった。正直『どうしたら良いの?』と、混乱しました。ひとりではどうしようもなかったです。もっと数的有利な状況を作れるように運動量で上回れれば良かったのですが……。セビージャの選手は全員、自ら突破をするし、無理だったらやり直す。そういう判断力の高さには驚かされました」
 
 また、印象に残った選手としては相手の中盤のキーマンの名を挙げた。
 
「やっぱりボランチのエヌゾンジですね。あいつはレベルが違いました。『そこを見てるの!?』というパスを何度も通されましたし、サイドにつけるパスのスピードもめちゃくちゃ速かったです。彼がチームを落ち着かせていましたし、ミスと言えるミスははなかったはず。彼にもたれると厳しかったです」
 
 さらに前半はトップ下、後半はストッパーを務めた山村和也も松田の意見に同調する。
 
「(セビージャの選手たちの)技術力は高かったです。プレスの速さも見習うべきでした。ずっとパスを回されてしまい……。特にエヌゾンジはあの身長(190センチ)で、あのテクニックを備えているのは凄いと印象に残りました。彼はスケールが大きすぎましたね」
 
 ふたりが揃って口に出したステベン・エヌゾンジは昨季、セビージャで公式戦43試合に出場し3ゴール・3アシストを記録した28歳のフランス人MFだ。今夏の移籍マーケットでは、ユベントスへの移籍が噂されるなど評価を上げており、C大阪の選手たちの脳裏にもそのプレーは深く刻まれたようだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】セレッソ大阪×セビージャの美女サポーターたち
 
 
【関連記事】
【C大阪 1-3 セビージャ│採点&寸評】小兵FWと天才ガンソが魅せる! セレッソは福満が一矢報いたが…
セビージャ指揮官の脳裏に残ったセレッソ選手は?
J1首位相手にボール保持率70%のセビージャ。柿谷も「見ての通りパスのスピードで…」
ポンテや小野伸二、中村俊輔らが競演!スター集結の引退試合で主役の鈴木啓太は2ゴール
“浪速のエリカ様”上西議員がJサポーターを揶揄して大炎上! 現役選手も参戦したドタバタ劇の一部始終

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ