【FC東京】なんとももどかしいドロー。太田は甲府戦でのブーイングに何を思う?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2017年05月28日

「今日はブーイングされて…」

1アシストを決めた太田(6番)だが、後半の決定的なシュートはGKに阻止された。写真:サッカーダイジェスト

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 なんとももどかしい試合だった。

 ホームのFC東京にしてみれば、前半の2分にCKのチャンスから髙萩がヘッドで押し込んで先制しながら、44分に田邉のミスパスから同点弾を浴びるという嫌な展開だった。自滅に近い形で追いつかれたことで、ゲームの流れまで失ってしまったのだ。

 
 後半のFC東京は5バックに近い甲府の守備網を崩せず、逆にカウンターから決定機を作られる。攻守の歯車が噛み合わず、不完全燃焼のまま1-1で試合を終えた。
 
 これでリーグ戦の直近3試合(柏戦、神戸戦、甲府戦)は2分け1敗。暫定首位の柏に勝点6差を広げられた現状に、左SBの太田も「悔しいというひと言で片づけてはいけない」と危機感を募らせる。
 
「ホームでは柏に負けていたので、今日は勝って上位戦線に踏み止まりたかったですが、まだまだですね。決定機がありながら決め切れなかったところと、その決定機を多く作れなかったところが攻撃面の迫力のなさかなと思います」

 確かに攻撃には迫力がない。実際、太田のセットプレー以外でゴールを奪える雰囲気が、今のFC東京にはないと言っても大袈裟ではない。
 
「セットプレーに関しては狙い通りでした。でも、それ以外のところで相手を圧倒しないといけない。能力のある選手は揃っているわけですから。もっと決定機を作ってゴールを奪わないといけないと思っていますけど、なかなか上手くいかない現実もあって……。ただ、まだまだやれる自信は持っているし、レイソルみたいに連勝できれば上に行けるのでもっと頑張りたいです」
 
 甲府戦後にはFC東京側のスタンドからブーイングが起きたが、太田は「そうした反応も自分たちのパワーに変えないといけない」と話す。
 
「今日はブーイングされて当然だと思います。ホームゲームはモノにしないとダメだし、少なからず上を目指しているわけですから。そういうアクションをファン・サポーターはもっとしてくれていい」
 
 ファン・サポーターの“愛のブーイング”に応えるためにも、次節こそは勝利を掴みたい。
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