【松本】2得点の活躍にも慢心せず。高崎寛之がさらにゴールを量産するための条件は?

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年04月29日

「まだまだ、伸びしろはある。頑張ります」

ボレーとPKで2得点の活躍を見せた高崎。ただハットトリックのチャンスもあり、「もっとシビアに」と慢心はない。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2第10節]松本4-0讃岐/4月29日/松本平広域公園総合球技場

 1点目は、宮阪からのFKをボレーで合わせてネットを揺らした。力まず、コンパクトな振りで「シャープに打てました」。2点目はPKから。「GK(の動き)が左に早かったので、右に蹴れば入るかな」と、落ち着いて流し込んだ。
 
 1試合・2得点は今季2度目で、これで通算6点目をマーク。得点ランク2位タイと、順調にゴールを重ねているが、本人に慢心はない。
 
「良いFWはもっといるし、そういう選手たちと争うのは良いこと。山雅でやっている以上、得点とハードワーク、自分の役割をしっかりやっていきたい」
 
 ハットトリックできるチャンスもあった。47分、岩間からのパスを得意のヘッドで合わせる。決まってもおかしくないシュートだったが、枠を捉えられなかった。
 
「そういうところを、もっとシビアにやっていきたい」
 
 自身の活躍もあり、完勝を収めたが、流れの中で決めることはできなかった。とりわけ、カウンターのチャンスが何度かあったが、シュートまでいけない場面が目についた。
 
「カウンターにかける人数が少なくて、シュートで終わるためにどうすればいいかを、動き出す人も、出し手も、もっと明確にしないといけない。そこをもっと高めていければ、鋭いカウンターができると思う」
 
 2シャドーとのさらなる連係向上も、課題のひとつだ。中盤から前線に縦パスが入り、シャドーとCFが絡んで崩そうとする意図は見られたが、形にはならなかった。
 
「今まではあまりなかったけど、ああいうボール(縦パス)が入るのはプラスに捉えている。入ってからのアイデアをもっと出していきたい」
 
 セットプレーとPKでゴールを積み重ねている一方、流れの中からでもチャンスは作れている。それだけに、自らの得点数をさらに伸ばせると手応えを感じている。
 
 頼れる点取り屋は力強く言った。
 
「まだまだ、伸びしろはある。頑張ります」
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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