“ノーゴール男”マスチェラーノがバルサ入団7年目で初得点!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年04月27日

319試合目の初ゴールはPKで。

身体を張ったプレーでバルサの勝利に貢献してきたマスチェラーノに待望の1ゴール目が生まれた! (C) Getty Images

画像を見る

 クラシコでの劇的勝利から中2日で臨んだホームのオサスナ戦で、バルセロナが7-1の大勝を飾った。ルイス・スアレスやアンドレス・イニエスタ、セルジ・ロベルトといった主力数人を温存しながらも、順調に勝点3を積み上げている。

 そしてこの試合、ついにあの男にゴールが生まれた。

 2010年8月の入団以来、バルサでの通算得点数が「0」のまま一度も更新されることのなかった、ハビエル・マスチェラーノだ。300試合以上の公式戦に出場していながらの無得点。バルサファンの間ではすっかり語り草となっていたこの珍記録に、ついに終止符が打たれたのだ。

 パコ・アルカセルの倒れ込みながらのシュートで5-1とリードを広げた直後の67分だった。デニス・スアレスがエリア内で倒され、判定はPK。だが、この日2ゴールのリオネル・メッシは、ちょうどその5分前にベンチに下がり、ネイマールは出場停止中と、いつものPKキッカーがいない。

「おいおい、だれが蹴るんだよ?」。そんな空気が漂う中、チームメイトに促され、最後尾からPKスポットに向かったのはマスチェラーノだった。守備時には決して見せることのない緊張した面持ちで、イバン・ラキティッチからボールを受け取る。そして悲願の初ゴールを、中央高めの位置に力強く蹴り込んだ。

「俺がゴールを決めることはないだろう。ただ、それでも問題はない。フットボールはコレクティブなスポーツだし、それぞれ役割が違う。それに、俺はバルサで1点も奪えなかった最初の選手でも、最後の選手でもないはずだ」

 マスチェラーノがそう話していたのは今年1月のことだが、319試合目にしてついに待望の「1」が刻まれた。

 第4キャプテンのバルサ初ゴールには、ピッチやスタンドだけでなく、ベンチも大盛り上がり。ルイス・エンリケ監督が、メッシが、スアレスが、イニエスタが、だれもが満面の笑みでこの熱血漢のゴールを祝っていたのが印象的だった。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
【関連記事】
愛人を殺害したブラジル人GK、2部クラブと契約も刑務所へ再収監
「私の敵だ!」シャビの軽率発言にトッテナム指揮官が激怒!
【伝説のマンチェスター・ダービー】“美しすぎた”ルーニーのオーバーヘッド弾
レスター、終了間際のオウンゴールでアーセナルに惜敗…。岡崎はゴール前でのラストチャンスを逃す
【浦和】パスでシドニーを砕いた柏木陽介が、「責任を果たせなかった」と反省した理由は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ