大久保は試合後には川崎サポーターのもとへ。
[J1リーグ 4節]FC東京 3-0 川崎/3月18日/味スタ
多摩川を隔てた両チームが相対する“多摩川クラシコ”は、過去のゲーム同様にテンションの高い一戦となった。終盤の3ゴールでFC東京が快勝したが、前半からピッチ上では選手たちの意地と意地がぶつかり合い、見応えのある内容だった。
【PHOTO】大久保&P.ウタカのゴールでFC東京が多摩川クラシコを制す!
そんな注目の一戦で主役となったのが今季、川崎からFC東京へ移籍した大久保だ。開幕から3戦は不発に終わっていたが、古巣との重要なゲームで移籍後初ゴールを奪うところに、やはりスター性を感じてしまう。
何より前節のG大阪戦ではユニホームを投げ捨てる問題行為を起こし、クラブから注意を受けていただけに、サポーターへの謝罪の意味を込めたこの1点は非常に大きな意味を持った。
さらに試合後には昨季まで多くの声援を受けた川崎サポーターへ挨拶に向かう姿も見られた。様々な視点から顧みても、29回目の多摩川クラシコはまさに“大久保劇場”と呼べる一戦だった。
元チームメイトで、この日はCBとして大久保と対峙した谷口はこう語る。
「相変わらず嫌な選手で、どこにいても厄介でした。結果的に点を取られてしまいましたし、完敗です。前にいても後ろにいても(大久保)嘉人さんが持つと周りが動くし、前にいる時はみんなが嘉人さんを見ている。そういうポジショニングは嫌でした」
また川崎でホットライン組んだ中村は「彼ら(FC東京)の一番良い形で終わらせてしまったのが一番悔しい」と顔をしかめた。
両チームが健闘を称え合った後には、大久保は川崎の小林と以前から約束していたというユニホーム交換をし、なにやら会話を交わしていた。小林はその内容を明かさなかったが、かつての先輩から影響を受けているようだ。
今年6月には35歳となる生粋のストライカーは、今後も大いに日本サッカーを盛り上げてくれるだろう。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
多摩川を隔てた両チームが相対する“多摩川クラシコ”は、過去のゲーム同様にテンションの高い一戦となった。終盤の3ゴールでFC東京が快勝したが、前半からピッチ上では選手たちの意地と意地がぶつかり合い、見応えのある内容だった。
【PHOTO】大久保&P.ウタカのゴールでFC東京が多摩川クラシコを制す!
そんな注目の一戦で主役となったのが今季、川崎からFC東京へ移籍した大久保だ。開幕から3戦は不発に終わっていたが、古巣との重要なゲームで移籍後初ゴールを奪うところに、やはりスター性を感じてしまう。
何より前節のG大阪戦ではユニホームを投げ捨てる問題行為を起こし、クラブから注意を受けていただけに、サポーターへの謝罪の意味を込めたこの1点は非常に大きな意味を持った。
さらに試合後には昨季まで多くの声援を受けた川崎サポーターへ挨拶に向かう姿も見られた。様々な視点から顧みても、29回目の多摩川クラシコはまさに“大久保劇場”と呼べる一戦だった。
元チームメイトで、この日はCBとして大久保と対峙した谷口はこう語る。
「相変わらず嫌な選手で、どこにいても厄介でした。結果的に点を取られてしまいましたし、完敗です。前にいても後ろにいても(大久保)嘉人さんが持つと周りが動くし、前にいる時はみんなが嘉人さんを見ている。そういうポジショニングは嫌でした」
また川崎でホットライン組んだ中村は「彼ら(FC東京)の一番良い形で終わらせてしまったのが一番悔しい」と顔をしかめた。
両チームが健闘を称え合った後には、大久保は川崎の小林と以前から約束していたというユニホーム交換をし、なにやら会話を交わしていた。小林はその内容を明かさなかったが、かつての先輩から影響を受けているようだ。
今年6月には35歳となる生粋のストライカーは、今後も大いに日本サッカーを盛り上げてくれるだろう。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)