鬱屈した想いをもパワーに変えてきた。“ホーム”で迎えるサウジ戦のキーマンになるか。
[親善試合]日本 4–0 オマーン/11月11日/カシマ
オマーン戦で日本代表史上5人目となる4試合連続ゴールの懸かった原口だが、無得点に終わった。後半アディショナルタイムには小林祐希の代表初ゴールにつながるパスを放ったものの、「評価されるようなプレーはできていない。もちろん、試合に出れば得点を決めたいと常に思っているが、(連続ゴールについては)意識はしていませんでした」と振り返った。
74分に齋藤学と交代出場し、左サイドのウイング的なポジションに入り、積極的にゴールを狙っていった。しかし――。
「外(ベンチ)から試合を見ていても、途中から入った選手が良いプレーをしていたので、僕も良いプレーをしたかった。もちろん点をとりたかったし、点に絡みたかったので、アグレッシブに行きました」
ただ久保裕也、浅野拓磨、岡崎慎司ら多くの選手が前線に張り出す状況となる。原口もただ単に「アグレッシブ」にいくだけではリスクを伴うと判断。「僕は点を獲るだけの選手ではない。いろいろな仕事をして、チームに貢献したいと考えている」と、ただ仕掛けるだけではなく、プレーの選択肢を増やしたことで、小林へのラストパスにもつなげた。
とはいえ、ゴールを決められなかった悔しさが残ったのも事実だ。
浦和レッズからヘルタ・ベルリンに移籍して3シーズン目を迎え、年齢も中堅といえる25歳になった。所属先でも、日本代表でも、チーム内でのいろいろな役割について考えるようになった。とはいえ、「やっぱり評価されやすいのは得点。そこを狙っていきたい」と、アタッカーとして、ゴールへのこだわりがまず根底にある。
「(オマーン戦で途中出場だったことで)体力的にはフレッシュになった」
こうして鬱屈した想いをもパワーに変えて、原口は爆発させてきた。15日に“ホーム”の埼玉スタジアムで迎えるロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦、背番号8が日本のキーマンとなりそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
オマーン戦で日本代表史上5人目となる4試合連続ゴールの懸かった原口だが、無得点に終わった。後半アディショナルタイムには小林祐希の代表初ゴールにつながるパスを放ったものの、「評価されるようなプレーはできていない。もちろん、試合に出れば得点を決めたいと常に思っているが、(連続ゴールについては)意識はしていませんでした」と振り返った。
74分に齋藤学と交代出場し、左サイドのウイング的なポジションに入り、積極的にゴールを狙っていった。しかし――。
「外(ベンチ)から試合を見ていても、途中から入った選手が良いプレーをしていたので、僕も良いプレーをしたかった。もちろん点をとりたかったし、点に絡みたかったので、アグレッシブに行きました」
ただ久保裕也、浅野拓磨、岡崎慎司ら多くの選手が前線に張り出す状況となる。原口もただ単に「アグレッシブ」にいくだけではリスクを伴うと判断。「僕は点を獲るだけの選手ではない。いろいろな仕事をして、チームに貢献したいと考えている」と、ただ仕掛けるだけではなく、プレーの選択肢を増やしたことで、小林へのラストパスにもつなげた。
とはいえ、ゴールを決められなかった悔しさが残ったのも事実だ。
浦和レッズからヘルタ・ベルリンに移籍して3シーズン目を迎え、年齢も中堅といえる25歳になった。所属先でも、日本代表でも、チーム内でのいろいろな役割について考えるようになった。とはいえ、「やっぱり評価されやすいのは得点。そこを狙っていきたい」と、アタッカーとして、ゴールへのこだわりがまず根底にある。
「(オマーン戦で途中出場だったことで)体力的にはフレッシュになった」
こうして鬱屈した想いをもパワーに変えて、原口は爆発させてきた。15日に“ホーム”の埼玉スタジアムで迎えるロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦、背番号8が日本のキーマンとなりそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

11月10日発売号は原口元気選手の巻頭インタビューに加えて、本誌恒例の「“最新”移籍相関図」をお届けします。これを読めばストーブリーグの見どころが丸わかり! またクラブダイジェストはJ2の松本山雅です。