【プレー分析|本田圭佑】パス交換最多は清武。ふたりが機能した時、試合が動いた

カテゴリ:日本代表

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年11月11日

動きは重たかった。ただ背番号4がアクションを起こした時、試合も“動いた”。

中央に位置どった際に大迫の2点目に絡むなど、本田がアクションを起こした際に試合も動いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本 4-0 オマーン/11月11日/カシマ

 この日の本田圭佑は右サイドハーフに入り61分までプレー。パスを最も多く受け、出した相手が、トップ下の清武だった。ふたりのゴール前での連係から大迫の2点目のゴールが生まれたように、日本の4番と13番が機能した時に試合が動いた。
 
 序盤の本田は慎重にボールを動かし、バックパスや横パスが目立った。最初に大迫へ縦パスを入れて攻撃を動かすまでに10分以上が経っていた。
 
 ただ、そこから本田がアクションを起こすことで、試合も動き出す。徐々に中央へポジションを取り出し、15分には清武とのパス交換から相手ゴールに迫る。18分に山口からのパスを折り返し、オフサイドになってしまった大迫の“幻のヘディング弾”をアシストした。
 
 24分からは再び右タッチライン沿いまで開いてマーカーを外に引き出す。改めてサイドと中央の行き来を繰り返して揺さぶり、32分、中央でフリーとなり清武のクロスを待ち構え、大迫の先制点を“後方支援”。

 さらに-―。中央に走り込んだ41分、山口→本田→清武→大迫という崩しから、ゴールを演出した。
 
 それでもこの日の本田の動きは重たい印象だった。後半は立ち上がりからボールロストが目立ち、パスを9本受けたものの、味方につなげたのは4本。試合の流れを切ってしまう場面も目に付いた。そして61分、浅野拓磨と交代しベンチに退いた。
 
 本田のこの日のパス交換回数は以下のとおり。パス失敗やオフサイド、ファウルになったもの(プレーが止まった場合)は含んでいない。※速報値
 
【日本 4-0 オマーン|PHOTOギャラリー】大迫や小林祐が結果を残すなど実り多きテストゲームに

【パスを受けた本数】①清武/11本 ②山口/8本 ③酒井宏、吉田/5本
【パスを出した本数】①清武/10本 ②永木/7本 酒井宏、齋藤/3本

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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