後半は一方的に攻める開催国に対し、アルバニアは粘ったが…。

初戦では途中交代を余儀なくされ、今回は途中出場となったグリエーズマンが、土壇場での大きな仕事を果たした。 (C) Getty Images

警告:フ=カンテ(88分) ア=クケリ(55分)、アブラシ(81分) (C) SOCCER DIGEST
6月15日(現地時間)、EURO2016のグループステージ第2節で、開催国フランスは2-0でアルバニアを下した。
勝てば2位以内が確定するフランスは、序盤からボールを支配してアルバニア陣内に攻め込む。相手の守備ブロックを前にしてボールを左右に動かすことの多かったルーマニア戦に比べれば、より相手ゴールに近い位置でボールを保持し続けた。
しかし、アルバニアは常に数的優位を作り出してフランスのボールホルダーの前に立ちはだかり、決定的なプレーを許さない。
3分、36分に右サイドで得たFKで、パイエのキックをジルーが頭で合わせたプレー(いずれもクロスバーの上)以外でフランスの得点機といえば、21分にパイエの縦パスでマルシアルが抜け出したシーンぐらい。これもシュートまでの動きが遅く、相手DFにブロックされた。
一方のアルバニアは、好守にバイタリティ溢れるプレーが印象的であり、カウンターではサイドから抜け出し、きわどいクロスを何度も中央に通す。39分のCKでは、グラウンダーのボールを入れて背後から走り込んだレニャニがシュートするという、トリックプレーも披露した。
フランスが攻めあぐね、アルバニア陣内では両者が激しくボール争奪戦を繰り広げ、フランスのゴール前ではやや不安定な最終ラインの隙を突いてアルバニアが好機を得る――そんな前半だった。
後半、マルシアルに代わってポグバを投入したフランスは、いきなりジルーの左からのクロスをマテュイディがフリックし、飛び込んだコマンがヘッド(わずかに枠外)。さらにその直後には、左サイドのFKでパイエがきわどいボールを入れて相手GKを慌てさせた。
しかし、アルバニアは52分、右SBのヒサイがカウンターから長いクロスを上げ、走り込んだメムシャイにボールが合うも、ボールはポストに跳ね返される。
ヒヤリとしたフランスだが、2分後には返す刀で、パイエが左サイドからアウトサイドキックでクロスを入れ、これをポグバがスライディングでボレー。鋭い弾道のシュートはわずかにクロスバーを越えた。
フランスは勢い付き、選手たちが程良い距離感を保てるようになったことで、攻守に厚みを増す。良い位置でボールを奪い、相手の守備陣形が整わないうちに速い攻撃を展開したことで、シュート数は一気に増えていった。
67分、69分と、続けて左サイドのクロスからジルーが得点機を得るも、いずれのヘディングシュートも、しっかりヒットしなかったり、ポストを叩いたりして、ゴールには至らず。幾度もあったチャンスを活かせなかった彼は、77分でジニャクと交代となった。
68分にはコマンに代わってグリエーズマンも登場しており、機動力を増したフランスは、たびたび好機を得るものの、アルバニアの守備は最後のところで踏ん張りを見せ、崩れることはない。
時間とともに圧力を増すフランスと、疲労の色が濃くなるアルバニア。開催国はフリーでボールを持ち、左右にボールを動かして相手を振り回し、シュートを打ちまくる。そして、アルバニアはそれを全て跳ね返し続ける。
しかし90分、波状攻撃から、ラミが右サイドで上げたクロスを、グリエーズマンが頭でゴール左隅に流し込み、フランスがついに先制!
その後、何とか同点を狙って攻撃に転じたアルバニアだが、その直後にはフランスのカウンターが待っており、アディショナルタイムの6分、パイエのダメ押し点を許して万事休した。
フランスは初戦に続き、土壇場での決勝点で勝点3をゲット。これで2位以内を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。
勝てば2位以内が確定するフランスは、序盤からボールを支配してアルバニア陣内に攻め込む。相手の守備ブロックを前にしてボールを左右に動かすことの多かったルーマニア戦に比べれば、より相手ゴールに近い位置でボールを保持し続けた。
しかし、アルバニアは常に数的優位を作り出してフランスのボールホルダーの前に立ちはだかり、決定的なプレーを許さない。
3分、36分に右サイドで得たFKで、パイエのキックをジルーが頭で合わせたプレー(いずれもクロスバーの上)以外でフランスの得点機といえば、21分にパイエの縦パスでマルシアルが抜け出したシーンぐらい。これもシュートまでの動きが遅く、相手DFにブロックされた。
一方のアルバニアは、好守にバイタリティ溢れるプレーが印象的であり、カウンターではサイドから抜け出し、きわどいクロスを何度も中央に通す。39分のCKでは、グラウンダーのボールを入れて背後から走り込んだレニャニがシュートするという、トリックプレーも披露した。
フランスが攻めあぐね、アルバニア陣内では両者が激しくボール争奪戦を繰り広げ、フランスのゴール前ではやや不安定な最終ラインの隙を突いてアルバニアが好機を得る――そんな前半だった。
後半、マルシアルに代わってポグバを投入したフランスは、いきなりジルーの左からのクロスをマテュイディがフリックし、飛び込んだコマンがヘッド(わずかに枠外)。さらにその直後には、左サイドのFKでパイエがきわどいボールを入れて相手GKを慌てさせた。
しかし、アルバニアは52分、右SBのヒサイがカウンターから長いクロスを上げ、走り込んだメムシャイにボールが合うも、ボールはポストに跳ね返される。
ヒヤリとしたフランスだが、2分後には返す刀で、パイエが左サイドからアウトサイドキックでクロスを入れ、これをポグバがスライディングでボレー。鋭い弾道のシュートはわずかにクロスバーを越えた。
フランスは勢い付き、選手たちが程良い距離感を保てるようになったことで、攻守に厚みを増す。良い位置でボールを奪い、相手の守備陣形が整わないうちに速い攻撃を展開したことで、シュート数は一気に増えていった。
67分、69分と、続けて左サイドのクロスからジルーが得点機を得るも、いずれのヘディングシュートも、しっかりヒットしなかったり、ポストを叩いたりして、ゴールには至らず。幾度もあったチャンスを活かせなかった彼は、77分でジニャクと交代となった。
68分にはコマンに代わってグリエーズマンも登場しており、機動力を増したフランスは、たびたび好機を得るものの、アルバニアの守備は最後のところで踏ん張りを見せ、崩れることはない。
時間とともに圧力を増すフランスと、疲労の色が濃くなるアルバニア。開催国はフリーでボールを持ち、左右にボールを動かして相手を振り回し、シュートを打ちまくる。そして、アルバニアはそれを全て跳ね返し続ける。
しかし90分、波状攻撃から、ラミが右サイドで上げたクロスを、グリエーズマンが頭でゴール左隅に流し込み、フランスがついに先制!
その後、何とか同点を狙って攻撃に転じたアルバニアだが、その直後にはフランスのカウンターが待っており、アディショナルタイムの6分、パイエのダメ押し点を許して万事休した。
フランスは初戦に続き、土壇場での決勝点で勝点3をゲット。これで2位以内を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。