J１リーグ ２ndステージ・10節
湘南ベルマーレ － 松本山雅FC
９月12日（土）／19:00／Shonan BMWスタジアム平塚

湘南ベルマーレ
2ndステージ成績：（10節終了時）：７位　勝点14　４勝２分３敗　11得点・９失点
 年間成績（26試合終了時）：10位　勝点36　10勝６分10敗　32得点・33失点
 
【最新チーム事情】
●馬入グラウンドが冠水し、２日間は非公開練習に。
●日本代表から戻った遠藤は先発確実。
●永木、石川のボランチがセカンドボールへの対応に力を注ぐ。
 
【担当記者の視点】
　今回の大雨で馬入グラウンドが再び冠水したため、２日間は非公開練習になった。そのため先発予想は難しいところ。
　
　基本的には９節のG大阪戦のスタメンが有力視される。ただし、大竹、藤田征が負傷から復帰して全体練習に合流し、山田、藤田祥、アモリンも好調を維持している。果たして、どのような組み合わせにするのか、または後半勝負に出るのか、注目点に挙げられる。
 
　曺監督は敵将の反町監督の緻密さをよく知るだけに、あえてデータの少ないアモリンを起用する可能性も？　今季はリーグ戦とナビスコカップで松本に連勝中（天皇杯での対戦も決定）。今回も反町監督に進化した湘南を見せ付けたい。
 
　また、特に守備面では相手のロングボールからのセカンドボールを拾えるかどうかが鍵を握るだけに、ボランチの人選もポイントになる。永木と石川が有力視されるが、菊地俊のボランチ復帰もあるか。
 
松本山雅FC
２ndステージ成績（８節終了時）：16位　勝点６　２勝０分６敗　６得点・17失点
年間成績（25試合終了時）：16位　勝点21　６勝３分16敗　23得点・43失点
 
【最新チーム事情】
●完全移籍で獲得した元韓国代表のキム・ボギョンが、さっそくデビューへ。
●中断期間中の天皇杯では２勝を収め、“勝利の味”を思い出せたのは好材料。
●靭帯損傷で４か月ほど戦線離脱していた後藤が復活！
 
【担当記者の視点】
　リーグではしばらく白星から見放されていたが、リーグ中断期間中の天皇杯で２勝を収めて３回戦に進み、久々に勝利の喜びを噛み締めることができた。
 
　さらに大分とC大阪で活躍した元韓国代表のアタッカー、キム・ボギョンが新たに加わり、負傷離脱していたリベロの後藤が戦列復帰するなど、戦力は間違いなく中断前よりプラスになった。そういった要素もあり、第１ステージで２-３と競り負けた湘南に借りを返そうと、選手たちの士気は高い。
 
　走力をストロングポイントとする両チームの対戦とあって、局面での激しい攻防が予想される。注目はやはり新戦力のキム・ボギョン。周囲との連係面ではまだ多くを望めないが、“パク・チソン２世”とも言われた逸材が、チームに不足していた個の打開力でゴールを狙う。