柏木が芸術的なFKを決め、鋭い縦パスで2点目の起点に。ズラタンにも2試合ぶりのゴール。
【試合内容】
10人で自陣を固める仙台に対し、ホームチームがボールを支配する展開が続いた。両チームともになかなかシュートまで持ち込めずにいたが、迎えた11分にゴール前で得たFKを柏木が直接決めて浦和が先制する。
【J1 PHOTOTハイライト】2ndステージ・8節
守備を固めてカウンターを狙う仙台は23分、一瞬の隙を突いて前線へ飛び出した梁が、野沢のパスを冷静に流し込み同点とした。
主導権を握る浦和、カウンターを狙う仙台という構図になるが、38分に柏木-梅崎-興梠-武藤とつなぐ鮮やかなダイレクトプレーから、浦和が再びリードを奪う。
後半には、武藤のCKにズラタンが豪快にヘッド弾で合わせ3点目。その後、仙台の反撃を凌いで、浦和が3-1の勝利を収めた。浦和の3連勝は今季三度目で、第2ステージでは初。
武藤は昨季まで在籍した仙台相手に1得点・1アシストと“恩返し”の大活躍。「特別な気持ちでこの試合に臨んだ。気合いが入っていた。ふた桁ゴールを目標にしていたし、自分のゴールで勝てて嬉しい」と喜んだ。
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
関根を出場停止で欠いたものの、ほぼ一方的にボールを支配。3得点を奪って3連勝を収めた。東アジアカップから戻って以来ノーゴールだった武藤が再び活躍。ズラタンも高さを活かした豪快な一撃を叩き込んだ。武藤もチームも、ひとつ高みに上がるような1勝を収め、勢いを取り戻した感じだ。
仙台 5
相手に合わせた3-4-2-1で臨んだものの、浦和の圧力に終始押され続けて5-4-1での戦いに。梁が存在感を示し、R・ロペスが終盤に危険な香りを放ったのは数少ない収穫か。ただ内容的には、守備を固めながらも完敗と実に苦い……。それでも試合後、駆け付けたサポーターはブーイングではなく、気持ちのこもった熱い仙台コールを送っていた。観る者に伝わるような闘う姿勢を示したい。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
1失点は許したものの、ロングボールやアーリークロスに冷静に対応した。この日の守備陣は、相手が積極的に攻めてこなかったので評価が難しいところ。
DF
4 那須大亮 6
全体的に守備がルーズになった際、対応に一歩遅れて同点ゴールを与えた。金園、R・ロペスとの1対1に持ち込ませようとする相手の作戦にも、常に前を向いた守備で凌ぎ切った。
5 槙野智章 6
サイドに流れてきた金園やR・ロペスに起点を作らせなかった。梁の自在なポジショニングには手こずった。
46 森脇良太 6
平川をフォローしながら、パスを供給。攻撃面でもう少し工夫をしたかった。
MF
3 宇賀神友弥 5.5
彼らしい爆発的なプレーは見られず。「宇賀神がもう少し質の高いプレーをしないと」と、ペトロヴィッチ監督が珍しく名指しで檄を飛ばした。
8 柏木陽介 7
アプローチショットをそのままホールインするような、完璧にコントロールされた直接FKを披露。鋭い縦パスで、2点目の起点にもなった。
22 阿部勇樹 6
1トップの背後から飛び込もうとする相手の動きを止め続けた。76分に強烈なシュートを放ったが、枠を捉え切れず。
14 平川忠亮 5.5
約2か月ぶりに先発し、相手のオーバーラップを確実に抑える。ただチャンスになりそうな時にキック精度を欠いた。
19 武藤雄樹 7.5
パスが来ると信じて飛び出し、興梠のヘッドを流し込んで勝ち越しゴールを奪取。さらにCKからズラタンのゴールをアシスト。苦しい75分過ぎからの守備の貢献度も素晴らしかった。
7 梅崎 司 5.5
カウンターで抜け出してボールを奪われた37分の場面など、あと一歩早くパスを出しても良かったのでは、というシーンが何度かあった。
FW
30 興梠慎三 6
32分にGKと1対1になる決定的なシュートを外す。ただ、2点目のアシストなど前線の起点として機能。交代間際にはFKのキッカー役も務め、こぼれ球に反応して惜しいシュートを放つ。
交代出場
MF
20 李 忠成 5.5
カウンターの際のパスがひと呼吸遅く、勝負しても良かったシーンでパスを選択……。あと少しなのだが、そこがずっと噛み合ってこない。
MF
16 青木拓矢 5.5
最終ラインの前に入り、リスクを抑えながら何度か攻撃の起点になる。もう少し大胆なプレーを見たかった。
FW
21 ズラタン 6.5
途中出場した直後、武藤のCKに“頭ふたつ”抜け出して、貴重な3点目を叩き込む。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
2-1という安心できないスコアが続くなか、途中出場したズラタンがトドメとなる3点目を決め、理想的な展開に持ち込んだ。
10人で自陣を固める仙台に対し、ホームチームがボールを支配する展開が続いた。両チームともになかなかシュートまで持ち込めずにいたが、迎えた11分にゴール前で得たFKを柏木が直接決めて浦和が先制する。
【J1 PHOTOTハイライト】2ndステージ・8節
守備を固めてカウンターを狙う仙台は23分、一瞬の隙を突いて前線へ飛び出した梁が、野沢のパスを冷静に流し込み同点とした。
主導権を握る浦和、カウンターを狙う仙台という構図になるが、38分に柏木-梅崎-興梠-武藤とつなぐ鮮やかなダイレクトプレーから、浦和が再びリードを奪う。
後半には、武藤のCKにズラタンが豪快にヘッド弾で合わせ3点目。その後、仙台の反撃を凌いで、浦和が3-1の勝利を収めた。浦和の3連勝は今季三度目で、第2ステージでは初。
武藤は昨季まで在籍した仙台相手に1得点・1アシストと“恩返し”の大活躍。「特別な気持ちでこの試合に臨んだ。気合いが入っていた。ふた桁ゴールを目標にしていたし、自分のゴールで勝てて嬉しい」と喜んだ。
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
関根を出場停止で欠いたものの、ほぼ一方的にボールを支配。3得点を奪って3連勝を収めた。東アジアカップから戻って以来ノーゴールだった武藤が再び活躍。ズラタンも高さを活かした豪快な一撃を叩き込んだ。武藤もチームも、ひとつ高みに上がるような1勝を収め、勢いを取り戻した感じだ。
仙台 5
相手に合わせた3-4-2-1で臨んだものの、浦和の圧力に終始押され続けて5-4-1での戦いに。梁が存在感を示し、R・ロペスが終盤に危険な香りを放ったのは数少ない収穫か。ただ内容的には、守備を固めながらも完敗と実に苦い……。それでも試合後、駆け付けたサポーターはブーイングではなく、気持ちのこもった熱い仙台コールを送っていた。観る者に伝わるような闘う姿勢を示したい。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
1失点は許したものの、ロングボールやアーリークロスに冷静に対応した。この日の守備陣は、相手が積極的に攻めてこなかったので評価が難しいところ。
DF
4 那須大亮 6
全体的に守備がルーズになった際、対応に一歩遅れて同点ゴールを与えた。金園、R・ロペスとの1対1に持ち込ませようとする相手の作戦にも、常に前を向いた守備で凌ぎ切った。
5 槙野智章 6
サイドに流れてきた金園やR・ロペスに起点を作らせなかった。梁の自在なポジショニングには手こずった。
46 森脇良太 6
平川をフォローしながら、パスを供給。攻撃面でもう少し工夫をしたかった。
MF
3 宇賀神友弥 5.5
彼らしい爆発的なプレーは見られず。「宇賀神がもう少し質の高いプレーをしないと」と、ペトロヴィッチ監督が珍しく名指しで檄を飛ばした。
8 柏木陽介 7
アプローチショットをそのままホールインするような、完璧にコントロールされた直接FKを披露。鋭い縦パスで、2点目の起点にもなった。
22 阿部勇樹 6
1トップの背後から飛び込もうとする相手の動きを止め続けた。76分に強烈なシュートを放ったが、枠を捉え切れず。
14 平川忠亮 5.5
約2か月ぶりに先発し、相手のオーバーラップを確実に抑える。ただチャンスになりそうな時にキック精度を欠いた。
19 武藤雄樹 7.5
パスが来ると信じて飛び出し、興梠のヘッドを流し込んで勝ち越しゴールを奪取。さらにCKからズラタンのゴールをアシスト。苦しい75分過ぎからの守備の貢献度も素晴らしかった。
7 梅崎 司 5.5
カウンターで抜け出してボールを奪われた37分の場面など、あと一歩早くパスを出しても良かったのでは、というシーンが何度かあった。
FW
30 興梠慎三 6
32分にGKと1対1になる決定的なシュートを外す。ただ、2点目のアシストなど前線の起点として機能。交代間際にはFKのキッカー役も務め、こぼれ球に反応して惜しいシュートを放つ。
交代出場
MF
20 李 忠成 5.5
カウンターの際のパスがひと呼吸遅く、勝負しても良かったシーンでパスを選択……。あと少しなのだが、そこがずっと噛み合ってこない。
MF
16 青木拓矢 5.5
最終ラインの前に入り、リスクを抑えながら何度か攻撃の起点になる。もう少し大胆なプレーを見たかった。
FW
21 ズラタン 6.5
途中出場した直後、武藤のCKに“頭ふたつ”抜け出して、貴重な3点目を叩き込む。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
2-1という安心できないスコアが続くなか、途中出場したズラタンがトドメとなる3点目を決め、理想的な展開に持ち込んだ。