J１リーグ ２ndステージ・５節
モンテディオ山形－名古屋グランパス
７月29日（水）／19:00／NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
２ndステージ成績（４節終了時）：15位　勝点３　０勝３分１敗　２得点・４失点
年間成績（21試合終了時）：17位　勝点17　３勝８分10敗　16得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●前節・新潟戦の直前に右膝を負傷した松岡は、名古屋戦も欠場の見込み。
●石﨑監督は、運動量豊富な松岡が不在の３ボランチは機能しないと判断。３-５-１-１システムから３-４-２-１に戻して、名古屋戦に臨む。
●新潟戦からも先発メンバーも変更。シャドーに川西、３バックの右に宇佐美、ウイングバックには高木利と高木純が入る可能性が高い。
 
【担当記者の視点】
　勝点３を狙った新潟戦で痛恨の敗戦。従来の３-４-２-１システムで臨むだろう名古屋戦に敗れ打と、ホーム２連敗となりチームの士気にも影響しそうだ。
 
　リーグ戦では５月10日の柏戦を最後に10戦も勝ち星から見放されているだけに、このあたりで勝点３を獲りたい。名古屋とは今季、ナビスコカップとリーグ戦で２分け。スピードスターの永井を抑え込んで、カウンターからチャンスを作り出したい。
 
　守備の局面では、今季初めて３バックに入りそうな宇佐美がキーマンになりそうだ。他のCB（西河と石川）に加え、２ボランチとの連係も重要になってくるので、周囲と呼吸を合わせながら持ち前の運動量と危機察知力を発揮したい。
 
　攻撃面ではシャドーに入る川西に注目。今季はここまで目立った活躍ができず、本人もフラストレーションを溜めているはずだ。名古屋戦で復調のきっかけを掴む“一発”が出れば、チームの雰囲気も一気に高まるだろう。
 
名古屋グランパス
２ndステージ成績（４節終了時）：６位　勝点７　２勝１分１敗　８得点・７失点
年間成績（21試合終了時）：７位　勝点29　８勝５分８敗　26得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●３バックには、闘莉王が出場停止から復帰。
●小川は前節・浦和戦に続き左WBでの先発が濃厚。
●川又がクラブ記録の５戦連続ゴールに挑む。
 
【担当記者の視点】
「ここ数試合、タフに戦いながら劣勢をひっくり返している」（西野監督）良い流れを継続させるべく、今節は出場停止明けの闘莉王が３バックの中央に復帰する以外、25日の浦和戦から先発の顔ぶれに変化はなさそうだ。
 
　勝利へのポイントは、今節終了後に日本代表に合流する永井と川又の出来か。前者は２節のG大阪戦以降、２シャドーの一角に固定されてから多くのチャンスに絡んでいる。浦和戦でもその韋駄天ぶりを発揮し、先制点を導くなど逆転勝利に大きく貢献。圧倒的なスピードを武器に前線をかき回すことができれば、自ずと得点チャンスは生まれそうだ。
 
　加えて、永井のチャンスメイクから得点を決める場面が多い川又の奮起も欠かせない。前半戦終盤は絶不調に陥るも、ここにきてコンディションは右肩上がりに良くなっており、鋭い得点嗅覚には十分期待できる。クラブ記録の５試合連続得点も懸かっており、かつてこの記録を達成しているウェズレイやケネディ、玉田ら歴代の名ストライカーたちに肩を並べられるか注目される。