J１リーグ ２ndステージ・４節
名古屋グランパス － 浦和レッズ
７月25日（土）／19:00／パロマ瑞穂スタジアム
 
名古屋グランパス
２ndステージ成績（３節終了時）：８位　勝点４　１勝１分１敗　６得点・６失点
年間成績（20試合終了時）：９位　勝点26　７勝５分８敗　24得点・24失点
 
【最新チーム事情】
●闘莉王が清水戦での一発退場で出場停止。
●ディフェンスリーダーは竹内彬に一任。
●３試合連続得点中の川又は、自身初の４戦連発を狙う。
 
【担当記者の視点】
　前節の清水戦で退場処分を受けた闘莉王が不在となる今節は、３バックの中心に竹内を置いて臨む。ディフェンスリーダーとしてラインを統率し、武藤、ズラタンらを擁する浦和のアタッカー陣を上手く抑えられるかが勝負のポイントとなりそうだ。
 
　一方、CFには日本代表に選出された川又の先発が有力。ここまで３試合連続得点中と好調をキープするストライカーは「次も当然狙っていく」と、自身初の４戦連発に向けてモチベーションは高い。
 
　４月の対戦を振り返ると、内容で圧倒され思いどおりの戦いに持ち込めなかった苦い記憶が蘇るが、その二の舞は避けたい。ポゼッションでは相手に分がありそうだが、要所は抑えつつ、得意のカウンターを活かしながら勝機を探りたい。
 
 
浦和レッズ
第２ステージ成績：（３節終了時）：９位　勝点４　１勝１分１敗　３得点・３失点
年間成績（20試合終了時）：１位　勝点45　13勝６分１敗　42得点・20失点
 
●阿部のゲキがチームを引き締める。
●主力組の連戦の疲労は否めず、興梠の欠場もあり得る。
●リベロ那須、シャドー梅崎の復帰が有力。
 
　前節の広島戦で開幕から続いていた無敗記録が19で止まり、広島との年間勝点差は２ポイントまで縮まった。日本代表に選出された武藤が「上に行くチームは連敗しない。引きずらないこと」と話すとおり、選手たちは今回が重要な一戦であると認識する。
 
　その広島戦では、10度の決定機を作りながら１点しか奪えなかったことも大きく響いた。紅白戦では、決定機を外した選手に対し「決めていこう、試合でもそういうチャンスが来るぞ！」（阿部）と引き締めるなど、各々が強い覚悟を持って敵地での一戦に臨む。
 
　今節ではリベロの那須が出場停止から戻り、コンディション不良で２試合を欠場した梅崎もシャドーで先発復帰する見込み。一方、主力組に連戦の疲労が感じられるのも確かで、紅白戦でサブ組に入った興梠が先発から外れる可能性もある。名古屋戦は、コンディションの良いズラタンがスタメン起用されるか。