J１リーグ２ndステージ・２節
モンテディオ山形-浦和レッズ
７月15日（水）／19:00／NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
２ndステージ成績（１節終了時）：９位　勝点１　０勝１分０敗　１得点・１失点
年間成績（18試合終了時）：16位　勝点15　３勝６分９敗　15得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●第２ステージ初戦は、アウェーで横浜と１－１のドロー。先制こそ許したが、ワンチャンスをモノにして追いつく粘り強さが評価に値した。
●「対浦和システム」としてボランチの枚数を増やす可能性が高い。システムで言えば、３-５-１-１で臨みそうだ。
●右ウイングバックには対人に強い宇佐美が起用されるか。３バックの右に西河を置く布陣も考えられる。
  
【担当記者の視点】
　前節の横浜戦は１-１のドローと粘り強い戦いぶりで勝点を拾っただけに、浦和戦でも辛抱強く守りつつ、カウンターからチャンスを窺いたい。
 
　キーマンはボランチの一角を担う宮阪か。横浜戦ではJ１で自身初のゴールを決めており、良いテンションのまま浦和戦に臨めそうだ。第１ステージではなかなか先発の機会に恵まれなかったが、第２ステージでは自慢のフィードを活かしてカウンターを発動させたい。
 
　複数人が連動して分厚い攻撃を仕掛けてくる浦和に対し、ハイプレスが効くかも見どころのひとつだろう。そのプレスをいなされる場合は、ベタ引きするなりして対応したい。重要なのは、ゴールを奪う以上に失点しないこと。格上相手から勝点１を拾う。そうした積み重ねが、いずれは残留への道を切り開くことになるはずだ。

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浦和レッズ
リーグ成績（第２ステージ・１節終了時）：６位　勝点３　１勝０分０敗　２得点・１失点
年間成績（18試合終了時）：１位　勝点44　13勝５分０敗　41得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●前節から中３日での試合だが、メンバーに大きな変更はなさそう。
●右サイドからの崩しがポイントと森脇がコメント。
●暑さ対策のひとつが、「相手のFWを走らせる」（興梠）。
 
【担当記者の視点】
　松本との第２ステージ開幕戦を制し、第１ステージからの良い流れを継続。中３日で山形への遠征とタイトな日程になるが、大きなメンバー変更は無さそうだ。
 
　山形戦も、前節同様に引いた相手を崩して得点を奪うことがテーマになりそうだ。第1ステージでの対戦は終盤に阿部の強烈なミドルで決勝点を挙げたが、柏木は「相手は後半勝負と思っているだろうから、良い時間帯に得点を決めたい」と、前半に先手を取る狙いだ。
 
　相手が５バック気味に守ることが予想されるが、前節に先制点をアシストした森脇は「松本戦のように右サイドから良い崩しをしたい。マンツーマンを逆手に取る攻撃ができれば」と、攻略のイメージを語る。連動性のあるポジションチェンジで相手の守備陣を混乱させ、隙を突くのが理想だ。
 
　暑さが厳しい時期になってきたこともあり、ゲームの中でメリハリをつけることもポイントの一つ。松本戦後に阿部が「相手のFWを走らせればいいと思っていた」と語ったようなボール回しも、相手の攻撃への力をそぐ有効な手立てになる。