J１リーグ２ndステージ・１節
松本山雅FC － 浦和レッズ
７月11日（土）／19:00／松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
１stステージ成績：15位　勝点15　４勝３分10敗　17得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●安藤、工藤の新戦力ふたりは先発が濃厚。
●練習試合では３-１-４-２を新たに導入。浦和戦でさっそく採用か。
●酒井と飯田が足の痛みを訴えており、出場が微妙……。
 
【担当記者の視点】
　第２ステージを前に、チームは安藤、工藤、エリックの３人の新戦力を加えた。そのうちのふたり、安藤が最終ラインのセンター、工藤が２列目でのスタメンが濃厚だ。
 
　これに伴い、布陣もこれまでの３-４-２-１から、岩間をアンカーに据えた３-１-４-２に変更する可能性が高い。岩間のアンカー起用は、第１ステージ最終節の湘南戦でも試され、持ち前の守備力と危機察知能力で広い範囲をカバーするなど十分に機能していた。
 
　攻撃面の迫力不足が課題のひとつであるだけに、前線の枚数を増やした３-１-４-２には期待が高まる。
 
　もちろん、決して盤石ではない守備面の不安はあるが、状況に応じて５バックや２ボランチへの切り替えをスムーズに行ないたい。その意味では、両ウイングバックの田中と岩沼（または飯尾）、インサイドハーフの岩上や工藤の「判断」と「ポジショニング」に注目だ。
 
　第１ステージを５連敗で終え、その悪い流れを断ち切るためにも、ホームチームは「変化」を求めた。浦和相手にアップセットを演じ、巻き返しに弾みをつけたい。

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浦和レッズ
１stステージ成績：１位　勝点41　12勝５分０敗　39得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●主力に怪我人はなく、「継続性」で挑む！
●前半戦決勝弾の森脇が課題に挙げるのは「オビナ攻略」と……。
●柏木はマンツーマンを苦にせず。
●夏場が大好きな興梠に爆発の予感！
 
【担当記者の視点】
　第１ステージを無敗で制した浦和の目標はあくまでも年間勝点１位、そして年間優勝だ。一旦小休止は挟んだものの、第２ステージも戦術、メンバーともに無敗の流れを汲み、「継続」して挑む。
 
　松本には第1ステージ３節、守備を固める相手に手を焼きながらも試合終了間際のゴールで勝利を収めた。その決勝ミドルを決めた森脇は「オビナに入れてくるロングボールとカウンターに気をつけたい。前回と同じくボールを持つ時間が長くなりそうだが、保持するだけでなくスイッチを入れていきたい」と松本攻略法を語る。
 
　松本はマンツーマンで守ってくることが予想される。起点になる柏木には非常にタイトなマークが付きそうだが、「相手が１枚付けてきたら、逆にそれを利用するやり方はある。ボールを動かして相手を走らせたい」と、イメージを作っている。
 
　エースの興梠は「ここ最近、夏場に得点を取れているので楽しみ」と心強いコメント。チャンスで確実に決め切れるかがポイントになりそうだが、第１ステージリーグ最多得点の攻撃力を見せつけ、幸先良いスタートを切りたい。