• トップ
  • ニュース一覧
  • 「普通なら捻挫している…」メッシ、世界屈指の直接FKの秘訣は“常人離れ”の蹴り方にあり!

「普通なら捻挫している…」メッシ、世界屈指の直接FKの秘訣は“常人離れ”の蹴り方にあり!

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年05月01日

驚くべきキックの秘密

直接FKでは大きく体重を軸足にかける独特な蹴り方をするメッシ。 (C) Getty Images

画像を見る

 世界最高のプレースキッカーのひとりであるリオネル・メッシ。とりわけ“黄金の左足”から放たれる魔法のような直接FKは、十八番となっている。

 その精度は歳を重ねるごとに高まっている。

 あらゆるスポーツのデータを紹介している『Opta』によれば、プロデビューを飾った2004年から15年途中までは、174本の直接FKを蹴ってネットを揺らしたのは12本で、成功率は6.9パーセントだった。だが、2015-16シーズン以降は同じく174本を蹴って実に22本を成功。決定率は12.6パーセントにまで上昇しているのだ。

 キャリア通算でも直接FKから実に50ゴールを決めているメッシ。一体なぜ彼のキックは鋭さを増しているのか? その秘密を科学的な視点から切り込んだのは、英メディア『Squawka』だ。

 同メディアのポッドキャスト番組での取材に応じたスポーツ医学の権威でもあるライパル・ブラル氏は、「蹴る時の重心がポイントだろう」と分析した。

「メッシはボールを蹴る際に、腰を大きく右側にスライドさせている。それは左足で正確かつパワフルにボールを蹴るためで、文字通り腰をずらしているんだよ。

 その時に、軸足である右足には全体重がかかっている。そして左足でボールをインパクトする際、左足が左から右方向へと移っていく。そして、すべての負荷も右に移っていくため、彼の右足の外側は捻挫のような状態になっているんだ」
 
 曰くメッシのキックモーションは負荷がかかり過ぎるため、普通の人であれば、捻挫を起こしてしまうという。

「我々はあのキックの時に彼の足に起きている現象を『反転捻挫』と呼ぶ。通常ではすべての力が足首の外側にかかる場合、内側に捻じりが起きてしまうからね。だがしかし、メッシの場合、その動きを制御するため彼自身の身体を訓練したようだ」

 スポーツ医学のスペシャリストをも驚かせたメッシ。その常人離れしたフィジカルが、異次元のパフォーマンスを生み出す秘訣のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
メッシとC・ロナウド、本当に優れているのはどちら? 7万5000票以上が投じられた英紙アンケートの結果は?
中村俊輔の「J1歴代最多FK弾“24発”」を徹底解剖! お得意様は? 最も被弾したGKは?
【安永聡太郎】「バルサより再現性の質が高い」レアル・ソシエダ躍進の秘密を戦術的に徹底解剖!
「久保建英はジダンのプランCに入る」マドリーの現保有戦力で組んだ“3通りのチーム”をスペイン紙が紹介!
名将ファーガソンが「天才」と認めた逸材はなぜ消えた? 元マンU戦士が語る「間違いなく1億ポンドクラスだった…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ