セルティックで33ゴールと得点力を爆発させ、スコットランドの年間最優秀選手に選ばれた前田大然は、この夏の移籍市場における注目株のひとりだ。

　関心が報じられているクラブのひとつが、ジョゼ・モウリーニョ率いるトルコの名門フェネルバフチェだ。当初は安価な移籍金を準備と報じられたが、その後2500万ポンド（約48億円）を用意していると伝えられた。

　だが、セルティックにとって前田が極めて貴重な戦力であることは言うまでもない。当然、サポーターはその売却に否定的だ。専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、SNSではファンから次々と反対の声が寄せられている。

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「2500万ポンドでも安すぎる」
「なんとしてでも彼を残す必要があると思う」
「4000万ポンド（約76億円）以上だ。本当に優れた選手で、引き止めるために戦わないと」
「金額を設定するべきじゃない。我々にマエダやニコラス・キューンを夏に手放す余裕はない」
「なぜフェネルバフチェに行きたいんだ？　セルティックのようなクラブでプレーするほうがいい」
「売れない選手というのはまれだが、彼はそのひとり。世界がひっくり返るような金額出ない限りね」
「2500万ポンドでも売るべきじゃない。彼は唯一無二で代えがきかない選手だ。年間最優秀選手を売るのではなく、契約延長すべきだよ」
「マエダが５大リーグを望むなら、我々に止めることはできない。でも、彼がトルコに行ったらがっかりだ。とんでもない額じゃなきゃ受けないというセルティックは正しい」
「840万ポンド（約16億円）なんてふざけている。マエダが移籍を急がないように願う。僕らは彼を愛しているし、彼も僕らを愛しているからね。2500万ポンド超の妥当な金額出ない限り、時機を待つべきだ。27歳で全盛期なんだよ」

　セルティックで愛された古橋亨梧は、シーズン途中に移籍してフランスの地で苦しんだ。一方で、ステップアップとなる移籍の可能性があれば、選手としては挑戦したいだろう。前田はこの夏、どのような決断を下すのか。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部

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