レアル・ソシエダに所属する日本代表の久保建英は先日、代理人を変更した。夏のマーケットを前に大きな選択だ。移籍に向けての布石との見方は少なくない。

　以前から新天地候補のひとつと言われているのが、遠藤航が所属するリバプールだ。最終的に契約を延長したが、モハメド・サラーの後継者候補として、久保の名はたびたび話題となってきた。

　英メディア『FootballFanCast』は５月29日、「クボは代理人を変えた。それは彼が今夏の移籍に前向きだと示唆している」と報じた。

「さらに、彼はサウジアラビアからの巨額オファーを断った。最高レベルでのプレーを望んでいる。それを提供できるのがリバプールだ。サラーは来季、12月から１月にかけてアフリカ・ネーションズカップがある。（その間の出場機会という）さらなる魅力となる」

　同メディアは、「ゴール前でもっと得点力をあげる必要があることは否めない。今季は公式戦52試合で７得点、４アシストだ」と指摘。そのうえで、「彼がスーパースターになるような選手と示している」数字もあると続けた。

「『Sofascore』によると、今季のリーガでは５得点だが、ビッグチャンス逸失は２回だけ。デュエルは１試合平均5.3回勝利しており、プレミアリーグで役立つような闘うアプローチも備えることを示している。シュートは１試合平均1.2本で増やす必要がある。だが、アルネ・スロット監督は自身の戦術で彼がファイナルサードでの自信を深められると知っている」

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　FootballFanCastは「もちろん、クボのような能力を持つ選手が、控えのような役割をこなすためだけにリバプールのようなチームに移籍することに、ためらいがあってもおかしくない。だが、サラーのような名手から学べるメリットも彼は認識しているだろう」と締めくくった。

「取り組むべきことはある。だが、彼は若く、才能がある。右ウイングで完璧な代役となり得るだろう。そのポテンシャルは、いずれサラーに代わる存在となるかもしれないことを示唆している」

　夏の動向から目が離せない久保。クラブでも遠藤とチームメートになる可能性はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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