今シーズンもリーグ制覇を逃したアーセナルは、アタッカーの補強が取り沙汰されている。ここにきて浮上してきたのが、セルティックの前田大然だ。

　スコットランド王者で今季33ゴールを挙げているとはいえ、日本代表ではバックアッパーの位置づけで、27歳と若いわけでもないストライカーを、なぜイングランドの名門が狙っているのか。

　英メディア『FOOTBALL FANCAST』が「アーセナルがマエダと契約したい理由」を明かしている。

　同メディアは、「言うまでもなく、第一の理由は移籍金である。わずか2500万ポンド（約48億円）でこの日本代表選手を獲得できれば、クラブは少なくともあと１人か２人の攻撃的選手を獲得して、前線全体を完全に刷新できる可能性がある」と主張。さらに、スタッツを基にこう見解を綴っている。

「彼は、無駄のない強力な生産機械であることを証明した。例えば、今シーズンだけでも、彼は47試合、合計3711分間の出場で、33ゴール・11アシストという驚異的な成績を収めている（記事配信時）。平均して1.06試合、つまり84.34分ごとにゴールに関与しており、しかも得点は（獲得候補に挙がってるニューカッスルのアレクサンデル・）イサクを上回っているのだ」

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　記事は、「彼は多才なアタッカーであり、両サイドでも中央でもプレーできる。（アーセナルのミケル・）アルテタ監督は、複数のポジションでプレーできる選手を高く評価している」と続け、こう締め括っている。

「結局のところ、（同じくターゲットとなっているスポルティングのヴィクトル・）ギェケレシュの方がエキサイティングな契約となるだろう。だが、マエダもアーセナルの攻撃陣に素晴らしい補強となるだろう。そして、彼がスコットランドでの調子の半分でも再現できれば、エミレーツは来シーズン、ついにプレミアリーグのトロフィーを獲得できるかもしれない」

　現地での評価は相当に高いようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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