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【なでしこサッカー新時代】第1回 菅澤優衣香 |不動のエースが東京オリンピックへ、そしてWEリーグ開幕へ懸ける想い (前編)

カテゴリ:日本代表

西森彰

2021年04月16日

「オリンピックは開催されると信じて」

――ただ、対戦相手からは、菅澤選手の存在は脅威で、常に警戒されます。厳しくマークされることでの、やりづらさや難しさなどはどうですか?

 試合を重ねるごとに、マークが厳しくなっている、とは感じます。でも、さらにそこから、どうやって上へ行くか。私自身のレベルアップにつながるし、楽しみな部分です。相手が警戒してくれるということも、私にとっては嬉しいことなので。

――対戦相手のDFに対して、大きなストロングポイントになっている部分を、自分自身ではどう考えていますか?

 味方の選手を上手く使えるところ。サッカーはひとりで戦っているのではなくて、自分がボールを持った時、周囲の選手が、2人、3人と関わってくれるから、さらにゴールに近いところでプレーができる。それが、今の自分の強みです。チームメイトに助けられている部分がたくさんあります。

――そんな菅澤選手にとって、今のモチベーションとなっているのは?

 東京オリンピックに向けて、気持ちの部分をしっかりと持って、開催されることを信じてやっています。そして、9月のWEリーグ開幕へ向けて、気持ちを少しずつ作っていきたい。身体面はまだ100%ではないですが、大会やリーグ戦に向けて、しっかりと力が発揮できるように…。

――WEリーグは秋春制で、開幕が秋になります。この点については、選手としては難しいものなのでしょうか?

 確かに、これまでは、3月末がシーズンの始まりで、今の時期はすでに身体ができている状態でした。秋のスタートに向けて、どうやって身体を作っていけばいいのかというのは、すごく難しいところではあるんですけれども…。「これもひとつの実験かな」と前向きに捉えて、うまくやっていきながら、調子を上げていけたらいいですね。

(後編へ続く)

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