島貫　それってどのタイミングで食べているんですか？

小林　練習前に食べている選手もいれば、練習後に食べる選手もいるかな。僕は練習後ですね。ハードな練習をした後は、糖質を摂取したほうがいいので、バナナは最適。いつも『Dole』のバナナは甘くて美味しい。もしかしたら、ちょっと怒られちゃうかもしれないけど、たま～に身近になくて、コンビニとかスーパーで違うバナナを買うことがあるんですけど、やっぱり甘さが違うんだよね。

島貫　今ではユースの選手たちはもちろん、アカデミーの選手たちにもバナナを提供してくれているんですよ。

小林　それはありがたい一方で、ちょっと贅沢（笑）。でも、子どもたちにとっても練習後にバナナを食べるのは、体調を回復させる上でもいいことだと思う。

島貫　そんな「Dole」から、今回、フロンターレが日本のバナナ業界の発展に貢献したということで感謝状とトロフィーをもらったんですよ。

小林　それはすごいね！ 僕らはおいしくいただいているだけなのに、わざわざ感謝状をもらえるなんて。

島貫　あとは本家、バロンドールにちなんで行なっている「バロンDole」もありますよね。あれは日頃、試合の取材に来てくれている記者さんにその試合で活躍した選手を投票してもらっていて、年３回、優秀選手を選んでいるんですよね。

小林　そんなにきちんと選んでもらっているとは知らなかった（苦笑）。僕も数回はもらったことがある気がする。そのときも毎回、たくさんのフルーツをもらうので、それはチームのみんなと分けて食べてるよ。他にも思い出せば、もはや恒例となった川崎各所での「かわさき応援バナナ」販売だよね。

島貫　それもありますね。

小林　僕は今年がラゾーナ川崎で、去年がイトーヨーカドーの武蔵小杉店だったかな。毎年、バナナを購入してくれた人と、握手や写真撮影をしているんだけど、平日なのに年々、来てくれる人が増えていることにびっくりするし、うれしい限りだよね。

島貫　年始の商店街の挨拶回りも含めて。

小林　そう。もはや、それがないとシーズンが始動した感じがしない（笑）。

島貫　昨シーズンはついにＪ１で優勝して、王者として迎えた今シーズンはおかげさまでチケットが完売するホームゲームも増えています。その盛り上がりや期待値は、選手たちも感じているんですか？

小林　かなり感じてますよ。ホームの等々力は、毎試合が満員で、僕ら選手たちにも、応援されているというのがひしひしと伝わってくる。それにまた、優勝したいという思いもね。それこそ憲剛さんが加入した当初は観客が全然入らず、ガラガラだったという話も聞きますし、本当にプロモーション部をはじめ、こうしてホームゲームを盛り上げてきてくれたことで、年々、サポーターの数が増えてきているんだと思う。応援の熱量が僕ら選手の力になるし、その相乗効果が結果となってついてきているとも思います。ということで９月22日のＪ１第27節、名古屋グランパス戦も等々力に来てほしいですし、試合前にはフロンパークでいろいろと楽しんでもらえればと思います。……気がついたら、普通に話をしただけになっちゃったけど、こんな感じで大丈夫だったかな？（笑）

島貫　ばっちりだったと思いますよ（笑）。ありがとうございました。

9/22 名古屋戦「ドールランド秋」開催のお知らせ
http://www.frontale.co.jp/info/2018/0910_9.html

取材・構成●原田大輔（ＳＣエディトリアル）