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【セルジオ越後】一番目立ったのは北朝鮮の応援団… ハリルは自分もサバイバルの一員なのを自覚すべき!

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月10日

本気で勝負にいかなければ誰が必要かなんて見えてこない。

劇的な決勝点を決めた井手口。日本はなんとか初戦をモノにしたが、真価を問われるのは残り2試合だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 内容は貧しかったとはいえ、劇的な展開での勝利だったのだから、お客さんも喜んだだろうね。でも、そういえば代表戦なのに、スタジアムはちょっと静かだったような……。
 
 そう思って観客数を見たら2万人ちょっとしかいなかった。まあ、そうなるのも無理はない。大会前から、ワールドカップ出場を目指す国内組にとっての「生き残りを懸けた最後のチャンス」という看板があって、なんだか勝ち負けよりも選手個々のパフォーマンスとかコンディションに目がいき、練習試合みたいな雰囲気になっているんだから。
 
 そんなものは負けた時の言い訳や「〇〇の良いプレーが収穫だった」という言葉にすり替わるだけ。大会が注目されないのもこういうところに原因があるんだ。
 
 逆に、この日一番目立っていたのは北朝鮮の応援席だったよね。テレビでもちょっと映されていたけど、組織的な応援で素晴らしい盛り上がりを見せていた。
 
 それはさておき、北朝鮮戦が、サッカーが国技の国だったら、ブーイングで終わるような試合だったのは確か。選手のサバイバルばかりが取り沙汰されているけど、ハリルホジッチ監督もまたサバイバルに身を置くひとりだということを自覚すべきだ。
 
 こういうぬるい雰囲気の試合で、中身のない試合をやっていて、「本当にワールドカップで勝てるの?」って誰もが思ったんじゃないかな。
 
 大会はあと2試合残されている。次の中国戦を誰が見ても納得できるような内容できっちりと勝って、最後に宿敵の韓国と言い訳無用で白黒はっきりつける。僕は常に「ノルマは優勝」と言ってきたけど、本気で勝負にいかなければ誰が必要かなんて見えてこない。そういう厳しさを求めたなかで、本当に必要な人材も見えてくるんじゃないかな。
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