【チーム採点・寸評】
柏 6
前線からプレスをかけるのか、自陣に引いてブロックを作るのかがはっきりせず全体が間延び。攻守の切り替えが遅く、相手のカウンターへの対処が遅れていた。ただサイドアタックを焦れずに続け、終盤に決勝点。調子が出ないなか勝利を掴んだのはなによりの収穫だった。
【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6.5
クロスからの素早いシュートに反応できず失点を喫したが、後半は好パフォーマンスを見せる。度重なる相手のカウンターを防ぎ、チームに落ち着きをもたらしていた。
DF
4 中谷進之介 6
ラインコントロールを誤り、ロングカウンターを受ける場面も少なからず見られた。しかし空中戦でも地上戦でも対人の強さをいかんなく発揮した。
5 中山雄太 6
パワーとテクニックのある渡邉のマークに苦しんでいた印象。持ち上がるシーンもほとんどなく、攻守において相手の後手に回っていた。ただし最終盤のピンチを防いだのは大きかった。
13 小池龍太 6
豊富な運動量で攻守に働き、鋭いクロスでチャンスを創出。28分には、針の穴を通すような鋭いパスで先制点をアシストした。
22 輪湖直樹 6
帰陣が遅れ、高橋峻に攻め上がりを許す場面も見られた。一方、機を見たオーバーラップで攻撃に厚みを加えていた。
MF
7 大谷秀和 6.5(85分OUT)
28分に小池からのクロスにワンタッチでうまく合わせて先制点を奪った。中盤とDF間の空いたスペースを埋めたかった。
14 伊東純也 5.5(90+4分OUT)
対面の松下にうまく対応され、自慢のスピードを生かせなかった。スタミナが落ちた終盤は、守備まで手が回らなかった。
17 手塚康平 6(76分OUT)
中盤の底から長短織り交ぜた正確なパスでゲームメイク。サイド攻撃の起点となっていた。課題は90分走り切るスタミナだろう。
10 大津祐樹 7 MAN OF THE MATCH
味方と呼吸が合わずパスが出て来ず、得意のドリブル突破は少なかった。しかし後半アディショナルタイムに劇的な決勝点を奪取。リーグ戦約1年ぶりのゴールを決めて勝利の立役者となった。
柏――リーグ約1年ぶりにゴールを奪った大津をMOMに選出。

【警告】神戸=岩波(76分、85分)、藤田(89分) 柏=クリスティアーノ(17分)、輪湖(30分)、大谷秀和(81分)
【退場】神戸=岩波(85分)
【MAN OF THE MATCH】大津祐樹(柏)