大事なのは「続けること」だ。
 
　本田が結果を出し続けることで、中村俊輔からポジションを奪ったように、清武も原口も結果を出し続けることで、不動の地位を確立してほしい。この厳しい最終予選の戦いを通して、清武や原口がそういった活躍を見せてくれたら、自然と本田の後継者となるだろう。
 
　北京世代からロンドン世代へ主力が台頭していくのは自然の流れだ。言い換えれば、日本代表の“新時代の幕開け”は、原口、清武らのロンドン世代のリーダーシップにかかっている。
 
　次戦は、グループリーグ最強のライバルと目されるオーストラリアとのアウェーゲームを迎える。この最終予選を通して、もっとも厳しいゲームになるだろう。厳しい試合になればなるほど存在感を発揮することが、リーダーとして欠かせない条件だ。
 
　いつまでも長谷部ばかりにそれを求めるのも酷な話である。山口も長谷部のポジションを奪うくらいのプレーを見せてほしい。いずれにせよ、オーストラリア戦では誰が活躍してくれるのか楽しみだね。