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浦和L、昨季女王のI神戸を2-1撃破でタイトルに大きく前進。健在だった勝者のメンタリティ【WEリーグ】

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2023年05月15日

70分に明暗分けるアクシデント

手痛い敗戦を喫したI神戸。ただ観客も満足できたはずの戦いぶりではあった。写真:西森彰

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 前節のベレーザ戦では先制を許し、この試合でも追いつかれたあとは、耐える時間が続いた浦和L。それでも、安易に土俵を割らない。

「(厳しい展開でも)『勝てる』『でも大丈夫』って思えるっていうメンタル。1点取っても浮かれたりせず、0-0と同じ気持ちで。1点取られても沈んだりせず、それまでと同じように」と清家。今季9連勝を重ねた、勝者のメンタリティはこの日も健在だった。

 そうするうちに、明暗を分けるアクシデントが発生した。70分、競り合いで接触した竹重が顔から出血し、ピッチに戻れなくなってしまう。約5分間、ピッチの横で治療を続ける竹重が抜けて10人となったI神戸の勢いが衰え、そこで浦和Lは息を入れて、立て直すことができた。

 そして76分、猶本に声をかけられて、中央寄りにポジションを入れ替えていた清家が「試合前から話し合って」狙いどころとしていた3バックの脇を突く。竹重の代わりに入ってきた筒井梨香を振り切り、折り返したところには、WEリーグ初代得点女王がいた。値千金のゴールを奪った菅澤は、大きく両手を広げた。

 3位のベレーザ、2位のI神戸との連戦を1勝1分で乗り切り、首位の浦和Lは大きく優勝へと近づいた。
 
「前節、先制されて、今回も追いつかれて、そういう時に逆転されずに、もう1点取ってリードできる力があるというのは、自分たちながら強いチームだなと思います。まだまだリーグは続きますが、一つひとつ勝っていきたい」と清家。

 上位3チームが残すのは4試合。首位に立つ浦和Lは、2位のI神戸まで勝点7差、3位のベレーザまで勝点9差となっており、最短で次節にも優勝が決まる(条件は浦和L○、I神戸●、ベレーザ△or●)。

 試合に勝ちうる時間帯があっただけに、I神戸の選手の落胆は大きかった。ただ、敗戦という結果はともかく、雨のなか、来場してくれた観客が納得して帰路につく内容の試合だった。

 優勝が厳しくなったこの状況下で、観客に何を届けることができるか。キャプテンの三宅も「ここから先が、自分たちに関わってくる」とその重要性を理解している。今節、WEリーグ記録となる1試合最多得点を奪ったベレーザ(ちふれASエルフェン埼玉に9-0)のような、プロとしての矜持を見せてほしい。

取材・文●西森彰(フリーライター)

【動画】浦和Lが2-1勝利! I神戸戦ハイライト

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