ドイツサッカーの名将トーマス・シャーフが来日。東京豊洲で指導者向けの特別講演会&実技指導研修会を開催

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年11月18日

具体的なトレーニング法も伝授。最後は皆がシャーフ氏のファンに。

わずか1時間ほどの実技指導研修会だったが、多くの参加者が熱心にメモをとり、学ぼうとしていた

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 第2部のスタートは19:30。気温もずいぶんと下がっていたが、参加者は誰も帰ることなく、会場であるMIFAフットボールパークへ集まっていた。シャーフ氏もジャージに着替えて再登場し、研修に協力してくれた「東京23FC」セカンドチームに対して、熱の入った指示を与えていた。
 
 紹介されたのは、複雑な動きを伴う、実践的なパス練習を3つ。その中で、シャーフ氏は「パスを正確に!」という指摘を繰り返し、ボールの流れを止めないことを強調していた。

 何度も練習し、動きを身体に染み込ませていく。そして、パス練習の動きを活かした、攻撃のオートマチック化のトレーニングを行ない、最後にゲームで締めくくった。わずか1時間ほどの実技指導研修会であったが、周りでメモを取っていた指導者たちは、いくつかヒントを見つけられたのではないだろうか。
 
 2部のほうでも、質疑応答の時間が設けられ、シャーフ氏は寒空の下、予定時間を超えてまで、質問にていねいに答えていた。今回の講演会と研修会を通し、彼のサッカーへ対する情熱や、日本をリスペクトする姿勢が十分に感じられた。参加者たちはすっかりシャーフ氏のファンになっていたようだ(現役時代のポスターも取り合いに!)。
 
 滋慶学園グループは、シャーフ氏との国際顧問契約は今後も続けて行く方針で、またこのようなイベントも企画されるかもしれない。また後日、東京スポーツ・レクリエーション専門学校のオープンキャンパスの一環として、シャーフ氏と一緒にJ2東京ヴェルディvsツエーゲン金沢の試合を観戦するイベントも行なわれている。豊洲での状況から察するに、これから指導者を志す若者にとって、有意義で、そして贅沢な時間であったことは想像に難くない。
 
滋慶学園グループ
http://www.jikeigroup.net/
東京スポーツ・レクリエーション専門学校
http://www.tsr.ac.jp/
 

情熱あふれる講義に、参加者たちはすっかりシャーフ氏のファンになっていた

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