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金田喜稔がメキシコ戦を斬る!「先制点演出、PK成功、献身的な守備…堂安律の貢献度は群を抜いていた」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月26日

フランス戦は勝ちに行くゲームをやるしかない

様々な局面でチームを下支えする林。こういう選手が点を取ると、チームもまた乗ってくる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 日本はこのメキシコ戦の勝利で連勝を飾り、勝点6で単独首位に立った。それでも、まだグループステージ突破は決まっていない。次の相手は勝点3のフランス。日本は引き分け以上で突破が決まる一方で、相手は果敢に勝ちを求めてくるだろうし、簡単な試合にはならないだろう。

 先制を許せば、フランスはさらに勢いづいて難しいゲームになる。引き分けは狙ってできるものではない。だからこそ、勝ちに行く戦いが大事になると思う。これまで通り、勝利を目指すスタイルを貫く、やり続ける。その姿勢こそが、今の日本の良さを引き出せるはずでもある。

 とにかく、久保も試合後に言っているように、3連勝で突破してほしい。勝ちに行くゲームをやるしかない。先制点を与えないことより、先制点を取ることのほうが大事だ。
 
 久保はもちろんのこと、PKで今大会初ゴールを決めた堂安がこれで乗ってきてくれればいいし、あとは林か。南アフリカとの初戦に続いて、メキシコ戦も1トップで先発。まだ得点はないけど、攻守両面で本当に頑張っている。守備に走り回り、ポストプレーをこなし、2列目の選手のクセを見抜き、彼らの良さを引き出すプレーも効いている。FWとしてゴールへの貪欲さも見せる。様々な局面でチームを下支えしている。頼りになるし、今や欠かせない存在と言っても過言ではない。

 林のような選手が点を取ると、本人だけでなく、チームもまたひとつ乗ってくると思う。決勝トーナメントを見据えれば、林の“初ゴール”にも期待したいね。

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