【名古屋｜採点・寸評】
GK
１ 楢﨑正剛 6.5
48分に武藤のミドルを弾き、終盤にもシュートをいくつもセーブ。キックも安定しており、「楢﨑・健在」を少なからずアピールした。
DF
２ 竹内 彬 ６
気合いを込めたディフェンスで武藤などを止めていた。後半になってかなり消耗しているように見えたものの、どうにか踏ん張った。
４ 田中マルクス闘莉王 ６
地上戦、空中戦を問わず辛抱強くボールを弾き返した。丁寧なつなぎでビルドアップにも貢献し、最後まで十分な存在感を示した。
６ 本多勇喜 ６
身体のサイズで負けている相手にも怯まず、果敢に当たって行った。ロスタイムにラサッドのシュートを滑って防いだタックルも好印象。
MF
８ ダニルソン 5.5
自慢のフィジカルで同じ重量級の前田などと好バトル。惜しむらくは、運動量の少なさだ。行動範囲が狭く、ダイナミックさに欠けた。
10 小川佳純 ５
最前線のノヴァコヴィッチら味方のサポートに恵まれず、無駄走りに終わるシーンが多かった。前半だけで交代も致し方のない内容だ。
11 永井謙佑 5.5
前に出る回数が少なく、攻撃面でそのスピードを披露する場面は限られた。何度も手を上げて「ボールをくれ」と要求していたが……。
19 矢野貴章 5.5
武藤、太田と日本代表組を相手に、だいぶタフに戦った。太田にクロスを幾度か許すも、全て抑えろというのは土台無理な話だろう。
20 矢田 旭 5.5
後半に入って局面を変えるような縦パスが少しずつ増えたとはいえ、及第点には届かない。ボールを離すタイミングをもう少し早めたいが。
22 小屋松知哉 6.5
74分に森重のオウンゴールを誘発するクロス。前半からアグレッシブに仕掛けた姿勢が実った。ミスも少なくなかったが、勝利の立役者という意味でMOMに。
FW
18 ノヴァコヴィッチ ５
ポストプレーに固執し過ぎたからか、“後ろ向き”のプレーが多く、そこまで怖さはなかった。森重と吉本の両CBに抑え込まれた印象。
交代出場
FW
32 川又堅碁 5.5
右サイドからのクロスをヘッドで叩いた70分、左足で狙った84分の好機をいずれも外す。とはいえ、敵のセットプレーでは“高い壁”として機能した。
MF
13 磯村亮太 5
拮抗した状況でも、すっと試合に入り中盤の舵取りとしてプレー。しかし84分にこの日二枚目のイエローカードで退場と失望感を残す。
FW
17 松田 力 -
出場時間が短く、採点は不能。ベンチ入りも出番のなかった兄・陸とはピッチの上で再会を果たせなかった。
監督
西野 朗 5.5
攻撃面でのアイデアを選手に提供できなかった。試合後の会見でも表情が冴えず、「内容に関しては素直に喜べない」と反省を口にした。
取材・文：白鳥和洋（サッカーダイジェスト編集部）
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
永井は何度も手を上げて「ボールをくれ」とアピールしていたが…。
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