最も注目されるA代表経験者たち
F・バティスタ監督が選んだ50人の中で、最も注目されるのは、すでにA代表でもプレーしている選手たちだろう。ファン・フォイ(ビジャレアル)、ニコラス・ドミンゲス(ボローニャ)、ゴンサロ・モンティエル(リーベルプレート)、エセキエル・パラシオス(レバークーゼン)、ニコラス・ゴンサレス(シュトゥットガルト)、ラウタロ・マルティネス(インテル)は、カタールW杯の南米予選を戦うA代表にとっても重要な存在だ。
いずれもプレオリンピコには出場できなかったが、F・バティスタとしては、たとえ一部でも東京五輪の本番に連れて行きたいところだ。特にA代表でも脚光を浴びているパラシオスとゴンサレスは、攻撃のオプションを広げるために有効な存在となるだろう。
昨年11月のW杯南米予選で腰椎骨折の重傷を負ったパラシオスは、12月半ばからAFAのトレーニング施設でリハビリを開始している。もちろん、回復直後にレバークーゼンが五輪代表への貸し出しを許可するかどうかは定かではないが、出場が可能になれば、攻撃面で大きな違いを生み出せる。
いずれもプレオリンピコには出場できなかったが、F・バティスタとしては、たとえ一部でも東京五輪の本番に連れて行きたいところだ。特にA代表でも脚光を浴びているパラシオスとゴンサレスは、攻撃のオプションを広げるために有効な存在となるだろう。
昨年11月のW杯南米予選で腰椎骨折の重傷を負ったパラシオスは、12月半ばからAFAのトレーニング施設でリハビリを開始している。もちろん、回復直後にレバークーゼンが五輪代表への貸し出しを許可するかどうかは定かではないが、出場が可能になれば、攻撃面で大きな違いを生み出せる。
ゴンサレスは、FWが本職でありながら、11月のW杯南米予選ではSBとしてプレーし、相手の意表を突く、攻撃参加から得点をマークする活躍を見せた。アルヘンティノスの下部組織時代から熟知している選手でもあることから、F・バティスタ監督の信頼も厚い。
兄セルヒオが、リオネル・メッシとセルヒオ・アグエロを擁する五輪代表を率いて北京で金メダルを獲得したのが2008年のこと。そこから13年の時を経て、兄弟揃って母国の代表監督として五輪に出場できる喜びを噛み締めるF・バティスタ監督は、「現役時代を過ごした思い入れのある国、日本での大きなチャレンジを、選手たちと一緒に楽しみたい」と意気込んでいる。
取材・文●チヅル・デ・ガルシア text by Chizuru de GARCIA