神戸のカウンターは、ネルシーニョの思惑どおり。
【神戸|採点&寸評】
GK
22 山本海人 6
2失点も膨大なピンチを止め続けた。終了間際のビッグセーブで、勝点1をもたらす。
DF
5 岩波拓也 5.5
35分にエウシーニョのループシュートをライン上でクリア。粘り強い対応は見せたが、中央を何度も突破されており、よく2失点に止めたという印象は拭えない。
8 高橋祥平 6
中盤に下がる大久保のマークが甘くなり自由を与えた。ただ劣勢のなかCKから勝ち越しゴールをマーク。
25 奥井 諒 5
前半は森岡へ好パスを供給。一方、守備では後手を踏み2失点目のシーンはレナトに裏を取られた。
31 安田理大 5
チョン・ウヨンのフィードを受け先制点の起点に。それでもエウシーニョと武岡にやられすぎた。
MF
7 ペドロ・ジュニオール 5.5
カウンター時の縦への推進力はあった。後半にCKから迎えたチャンスは決めたかった。
10 森岡亮太 5.5
渡邉の先制点を演出したパスは秀逸だったが、後半はガクンと体力が落ちて脅威になれず、1トップへポジションを移した。
13 小川慶治朗 5.5
攻守に走り回ってチームを助けたが、フィニッシュの部分で課題を残した。
16 チョン・ウヨン 5.5
アンカーとして先発も、左右のスペースを狙われて苦しむ。ただ攻撃の舵取り役としては十分な働き。
27 フェフージン 6
Jリーグ初先発でやや入れ込みすぎな面はあったが、激しい守備でカウンターの先導役となった。
FW
19 渡邉千真 5.5
移籍後初得点を奪う。指揮官が称す「ポリバレントな能力」で、後半は中盤2列目で貢献したが、1トップとしてはやや怖さが足らなかった。
交代出場
DF
6 高橋峻希 5.5
足が止まった奥井に代わり出場。チームが押し込まれるなか、積極的に前への意識を見せたものの、レナトの突破は止められず。
MF
17 田中英雄 -
足を痛めたフェフージンの代役としてピッチへ。フリーランでスペースを作る意識は感じられた。
監督
ネルシーニョ 5.5
相手の2ボランチに森岡、フェフージンを当てるなど“川崎対策”を施し、カウンターも思惑どおり。ただ、守備が安定していたとは言い難く、決定的なピンチを何度も招いており、細部の改善は不可欠。
川崎=取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
神戸=取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。