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【ミャンマー戦会見】手倉森監督「3.11にゲームができたのは震災を風化させないという意味で良かった」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年03月11日

「(選手たちは)予想どおりに成長している」

4年前は仙台で指揮を執っていた手倉森監督。「自分は(震災のこと)を伝えていくべき立場にある」と言う。

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――3.11という日に良いゲームができました。改めて、被災地に向けてどのような想いを持っていますか?
 
「まず、3.11にゲームができたことは、震災を風化させないという意味では良かったと思います。自分は4年前に被災地のチーム(仙台)で監督をしていましたから、やはり伝え続けなければいけない立場だと思っています。
 
『震災を風化させない』というような話がありますけど、あの時に感じた悲しみや不安な気持ち、苦しさ、そういう想いの部分はどんどん風化させていくべきだと僕は思っています。逆に、あの時に感じた、人が支え合わなければいけない状況、助け合うんだという気持ち、やはり人はひとりでは生きていけないんだという想い、そういった気持ちは風化させてはいけません。こういった話を選手にも話しました」
 
――試合前に映像を見せたという話でした。
 
「見せた映像は、2012年のJリーグ・チャリティマッチで、トニーニョ・セレーゾ監督と一緒にチームを組んだ時に見せた『知られざる英雄』というものです。被災地で復興のために働いている、力を注いでいる人たちが、知られざる英雄でもあるという映像です。
 
 我々も代表という立場に立った時に、そういった人たちへの希望の光になれるような存在でいたいなという話を選手たちにもしました。そのためには勝ち続けるしかない、しっかりリオ五輪まで行って、日本の歴史を変えるというところまで、光を放ち続けたいなと思います」
 
――この1年での選手たちの成長は予想以上か、予想どおりか、予想以下か。
 
「予想どおりに成長していると感じています。1年間、一緒に仕事をして、選手の特長となにが伸びてきたのかをしっかり把握できています。また、彼らがこれからどうなっていくのかも、なんとなくイメージとして掴めそうな気はしています。
 
 これからの可能性を感じていますし、こうして集まって仕事をするたびに何回も繰り返さなければならない細かいところ(を指導するの)は楽になってきました。あとは大会をしっかりと勝ち抜いた後、強化期間を作りながらもっともっと高み目指して、いろんなことを擦り込んでいければと思います」
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