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【J1展望】浦和×横浜|充実の選手層を活かすのはどちらだ?前年度王者を相手にキーマンとなりそうなのは…

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年07月03日

横浜――臨機応変な采配が鍵を握る

故障者/浦和=なし 横浜=朴
出場停止/浦和=なし 横浜=なし

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J1リーグ2節
浦和レッズ―横浜F・マリノス
7月4日(土)/19:00/埼玉スタジアム2002


横浜F・マリノス
今季成績(1節終了時):14位 勝点0 0勝0分1敗 1得点・2失点

 リーグ戦中断期間中の3月に實藤友紀を、5月には天野純と小池龍太を迎え入れ、チャンピオンチームはさらに層を厚くした。さらに先日、興国高の平井駿助を特別指定選手として登録し、ユース所属の津久井匠海とプロ契約するなど次世代を担う若手の発掘にも余念がない

 再開後の過密日程対策とACLを見据え、メンバーリストは34人にふくらんだ。コロナ禍の影響で「夏の移籍ウインドーでの補強は不透明」(小倉スポーティングダイレクター)という先をにらんだ采配だ。少々のアクシデントには対応可能な戦力が整い、盤石の体制で連覇&アジア制覇に向けた再スタートを切る。

 だからこそ、アンジェ・ポステコグルー監督の用兵術に注目が集まる。優勝に向けて突き進んだ昨季終盤がそうだったように、どちらかといえばスタメンを固定することでチームの成熟を図っていくタイプで、試合ごとにやり繰りするような手法はあまり好まない。

 しかし今季はかつてない連戦が待ち受けているため、一筋縄にはいかないだろう。駒は揃っているだけに、あとは指揮官がいかにして使いこなすか。試合ごとに戦力の最大値を高める的確な判断が求められる。
 
 そこでポイントになるのが、3人から5人に増える交代枠の活用方法だ。ポステコグルー監督は交代枠を残したまま試合を終えることも多く、効果的に活用して試合の流れを引き寄せたケースは少ない。

 しかし今季は、特にオフェンス面で特徴ある選手が多いだけに、試合展開によって柔軟な選択で勝利を手繰り寄せたいところ。それができるキャストとルールは整っている。

 例えば、湘南との開幕戦でクロス対応に不安をのぞかせた浦和との一戦では、水沼宏太&オナイウ阿道のセット起用が面白い。水沼が繰り出す右足での正確なクロスをゴール前での迫力が武器のオナイウが合わせる。いずれも先発予想には含まれていないが、途中出場でもひと仕事できる能力の持ち主であることに変わりはない。

 これはほんの一例に過ぎず、ほかにもドリブル突破が武器の遠藤渓太や左利きでセットプレーも魅力の天野、あるいは、いわゆるSBらしいタイプの小池など一芸に秀でた選手がいる。先発の11人に固執することなく臨機応変な采配で勝利の確度を高めたい。

 再開初戦で顔を合せる浦和は各セクションに能力の高い選手を揃える難敵だけに、試合の流れを引き寄せる大胆な采配がさっそく必要になるかもしれない。

文●藤井雅彦(ジャーナリスト)
 
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