当初からチームの中心だった中山雄太、三好康児、小川航基らの出場は… MF陣には新戦力が続々

97年生まれの選手たちが出場できなかった場合を想定したフォーメーション。青字で表わした新戦力には、荒木遼太郎や松岡大起などパリ世代の選手が台頭する可能性も。(C) SOCCER DIGEST
■MF■
17年U-20ワールドカップ時からチームの中心だった中山雄太と三好康児、昨年に存在感を高めスーパーサブの座を確立し始めていた相馬勇紀が97年生まれ。とりわけキャプテンの中山は精神的支柱のため、代えの利かない存在だ。
一方で、20歳前後の“新戦力”が台頭しているのも事実。その筆頭格が清水エスパルスの20歳、西村恭史だ。185センチの長身で、テンポ良くボールを散らしながら、機を見てゴール前に飛び出していくスケールの大きなボランチ。ピーター・クラモフスキー新監督によって見出され、ポテンシャルを証明した。
サガン鳥栖の松岡大起は昨季からすでにチームの主力で、東京五輪代表においても3試合の出場歴がある。01年生まれだから、パリ五輪世代という点も見逃せない。名古屋グランパスで開幕スタメンに抜擢された成瀬竣平は小柄だが、アグレッシブな右サイドバック。むろん、ウイングバックでの起用も問題ない。また、昨季からすでに湘南ベルマーレの主力だった鈴木冬一は今季、杉岡大暉の移籍によって、より存在感が高まりそうだ。
シャドーに関しては、01年生まれの久保建英はもちろん、堂安律も98年生まれだから来年になっても年齢制限には引っかからない。また、オリンピックの延期によって、今年2月に右足大腿二頭筋を負傷した安部裕葵が間に合うのは朗報だ。
さらに、鹿島アントラーズの高卒ルーキーで、J1開幕戦で途中出場して果敢な仕掛けを見せた荒木遼太郎、19年U-17日本代表のエース西川潤もメンバー争いに食い込んできそうだ。
17年U-20ワールドカップ時からチームの中心だった中山雄太と三好康児、昨年に存在感を高めスーパーサブの座を確立し始めていた相馬勇紀が97年生まれ。とりわけキャプテンの中山は精神的支柱のため、代えの利かない存在だ。
一方で、20歳前後の“新戦力”が台頭しているのも事実。その筆頭格が清水エスパルスの20歳、西村恭史だ。185センチの長身で、テンポ良くボールを散らしながら、機を見てゴール前に飛び出していくスケールの大きなボランチ。ピーター・クラモフスキー新監督によって見出され、ポテンシャルを証明した。
サガン鳥栖の松岡大起は昨季からすでにチームの主力で、東京五輪代表においても3試合の出場歴がある。01年生まれだから、パリ五輪世代という点も見逃せない。名古屋グランパスで開幕スタメンに抜擢された成瀬竣平は小柄だが、アグレッシブな右サイドバック。むろん、ウイングバックでの起用も問題ない。また、昨季からすでに湘南ベルマーレの主力だった鈴木冬一は今季、杉岡大暉の移籍によって、より存在感が高まりそうだ。
シャドーに関しては、01年生まれの久保建英はもちろん、堂安律も98年生まれだから来年になっても年齢制限には引っかからない。また、オリンピックの延期によって、今年2月に右足大腿二頭筋を負傷した安部裕葵が間に合うのは朗報だ。
さらに、鹿島アントラーズの高卒ルーキーで、J1開幕戦で途中出場して果敢な仕掛けを見せた荒木遼太郎、19年U-17日本代表のエース西川潤もメンバー争いに食い込んできそうだ。
■FW■
19年12月のジャマイカ戦で改めて欠かせない選手ということを証明したスピードスターの前田大然、この世代のエースで、昨季、期限付き移籍した水戸ホーリーホックで復活を遂げた小川航基の2人が97年生まれ。もともと最も層が薄いポジションだけに、彼らが出場できなくなれば、大打撃を受ける。
その場合、大きな期待が掛かるのが、彼らとポジョション争いを続けてきた98年生まれの上田綺世だ。昨年後半はスランプに苦しんだが、今シーズン、本来のパフォーマンスを取り戻せば、チームの前線にすんなり収まるだろう。
田川亨介もチーム発足時からの主力メンバー。19年はU-20日本代表を優先したり、U-20ワールドカップで負傷したりしたため、東京五輪代表の活動から遠ざかったが、今季はFC東京のJ1開幕戦に先発出場。スピードと高さを兼ね備えるストライカーは、前田、小川を招集できなかった場合、不可欠な存在になるはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部