アジアカップ2015

【アジアカップ激闘録】かけがえのない勲章「00年」決勝レポート

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2015年01月02日

狙いにいってもぎ取ったタイトル

攻守で獅子奮迅の活躍を見せた名波は大会MVPを受賞した。 (C) SOCCER DIGEST

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 攻勢に出たのは日本だった。
 
 サウジが多用するロングボールをフラット3が、出場停止となった稲本の代役、明神のワンボランチも機能している。しかし、その単調と思えた反撃がジャブのように日本を追い詰めていく。
 
 9分、GK川口と最終ラインの間を狙うサウジに日本はPKを献上してしまう。コースを狙ったファラータのショットが左に外れ……。攻め込んで先制される、という日本にとっては最悪のシナリオは、サウジが自らの手で放棄してくれた。これでゲームは一気に日本へ傾く。
 
 入念に微調整を施していたセットプレーから好機を作り、29分、均衡を破る。中村のFKに合わせたのは、これまでスタメンの座を追われていた熟練MFだ。「嬉しくて頭の中が真っ白になった」と語る望月。
 
 前半はPKによるシュート1本に抑えられていたサウジだが、後半は劇的なまでに状況を好転させてきた。立ち上がりから分刻みで決定機を迎え、後半の頭から登場したアルシャルフーブが日本の右サイドを混乱状態に陥れる。
 
 クサビが打ち込めず、日本はジリ貧の攻撃が続く。安閑とした前半から、一転して大会未経験の地獄絵図へ。GK川口のキレと、ことごとく外したサウジの攻撃陣。運も味方してくれたのだということを、忘れてはいけない。
 
 レベルと力関係からすれば、日本の栄冠は順当だったと言える。だが、ここで見落としてはいけないのは、誰もが公言し、狙いにいってもぎ取ったタイトルだという点だ。価値と意義は計り知れなく高く、2年後の大一番へと邁進するブルーズの胸にかけがえのない勲章として、刻み込まれたことだろう。

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