「もっとやらなきゃダメだよね…」
勝利にもあえて厳しい言葉を投げかけたのは、4年前にも同じような感覚を味わっていたからだろう。川崎は2015年の夏にドルトムントと対戦し、0-6という完敗を喫していた。ただ、「悲観しすぎることはないんじゃないかな」と強調する中村は、「4年前とは違うことがある」と続けた。
「まだ、差は縮まってないなっていうのは、正直あります。ただ、これは自分たちがもっともっとやっていかないといけないという部分でもある。色々な選手の刺激になって、フロンターレがまた伸びるのかなと思った。
でも、(前半は)やられそうだけど、身体を張って守って、ゲームを壊さなかったことが後半に繋がって、最後まで勝つことを求めて、諦めずに戦った結果、勝っている。正直、誇張するような勝利ではないと思っているけど、小さくない勝利だと俺は思っているし、自分たちがもっとやらないとダメだよねって思うには、十分過ぎる試合だった」
「まだ、差は縮まってないなっていうのは、正直あります。ただ、これは自分たちがもっともっとやっていかないといけないという部分でもある。色々な選手の刺激になって、フロンターレがまた伸びるのかなと思った。
でも、(前半は)やられそうだけど、身体を張って守って、ゲームを壊さなかったことが後半に繋がって、最後まで勝つことを求めて、諦めずに戦った結果、勝っている。正直、誇張するような勝利ではないと思っているけど、小さくない勝利だと俺は思っているし、自分たちがもっとやらないとダメだよねって思うには、十分過ぎる試合だった」
ベテランらしく冷静に分析した中村は、田中碧や脇坂泰斗ら若手に発破をかけるように「これを受けて、若い選手がどう感じて、どう進んでいくかが大事だと思う。(ドルトムントと対戦した)4年前もそれで僕らは進んだ」と結んだ。
チェルシーとの一戦で得た小さくない収穫をJリーグ三連覇に向けてどう活かし、世界との差をいかに埋めていくのか――。川崎の今後の戦いぶりに注目したいところだ。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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