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【特別インタビュー】誰よりも「シュートを止められるGK」になるために。シュミット・ダニエルがベルギー移籍を決めたきっかけは“焦り”だった

カテゴリ:海外日本人

熊介子(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年07月18日

「実はけっこうネガティブですよ」

――「シュートを止められるGK」になることが、シュミット選手の目標?

「そうですね。僕が伸ばさなきゃいけない部分ですね」

――目標としているような、好きな海外の選手はいますか?

「最近はアリソン(リバプール/ブラジル代表)が好きです。判断がすごく良いのと、キャッチングがうまい。最終ラインの選手たちと常にコミュニケーションを取っていて、コパ・アメリカでも目立っていました。あとは、ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー/スロベニア代表)です。彼のシュートストップは世界一ですよ」

――それでは、今季プレーすることになるベルギーリーグの印象は?

「ハイライトしか見られていないですが、フィールドプレーヤーも含めて、1対1の局面が多いイメージがあります。ひとりひとりにスペースがあって、個人がアピールするにはとてもいいリーグじゃないでしょうか」

――ベルギーリーグは各国から選手が集まっている“多国籍軍”ですが、コミュニケーションは問題ない?

「あまり不安はないです。英語がペラペラとは言い難いですけど、頭の中で単語を浮かべながらのコミュニケーションはできるかなという状態なので。サッカーで使う言葉を覚えるのは、現地に行ってからでないと難しいのかなと」

――STVVは日本人が入りやすいチームというのも、不安を軽減する要素のひとつでしょうか。

「チームメートやスタッフも(日本人選手に)慣れていると思うし、最初に日本から海外に行くチームという意味では、これ以上なく行きやすいチームだと思っています。とにかく、楽しみです」

――お話を伺っていると、シュミット選手はポジティブ・シンキングですね。

「無理やり、そうしています。実はけっこうネガティブですよ。試合中も『今の失点こうしたら良かったのでは』とか、いろいろ考えてしまいます」

――ネガティブな気持ちを引きずらないコツは?

「諦めることです。考えてもしょうがない。最近やっと、そうやって割り切れるようになってきました。試合中に失点しても、『まあいいや』と。今まではキックミスひとつについても、いろいろ考えていたんです。今は試合中に点を取られなければいいか、と考えるようになりました。GKは特に、メンタルの強さが問われるポジションだと思うので、こういう切り替えは大切だと思います」

――心が折れてしまうと、プレーにも影響する?

「ミスに引きずられるのは、GKが一番やってはダメなこと。僕もずっとやってしまっていたけど、ダメです。ミスは、試合が終わってから振り返るなり、反省するなりすればいい」

――ポジティブなGKがいると、チームの雰囲気も変わりますよね。

「そうですね。僕もチームメートにアウトプットするところまでできるようになりたいですね。後ろから声を出していくこととか、GKがフィールドで出来ることはもっとあると思います」

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