【G大阪】宇佐美&パトリックの2トップで相手に揺さぶりをかけたい。
ガンバ大阪 戦績
グループリーグ
第1戦:○ 2-0 対神戸(得点者/佐藤、リンス)
第2戦:● 0-1 対清水
第3戦:○ 2-0 対鳥栖(得点者/大森、小川)
第4戦:○ 2-1 対鹿島(得点者/倉田、米倉)
第5戦:○ 3-1 対FC東京(得点者/宇佐美×2、西野)
第6戦:● 0-1 対仙台
決勝トーナメント
準々決勝第1戦:△ 1-1 対神戸(得点者/宇佐美)
第2戦:○ 3-0 対神戸(得点者/倉田、宇佐美、阿部)
準決勝 第1戦:○ 3-1 対川崎(得点者/宇佐美、パトリック、米倉)
第2戦:● 2-3 対川崎(得点者/阿部×2)
グループリーグ
第1戦:○ 2-0 対神戸(得点者/佐藤、リンス)
第2戦:● 0-1 対清水
第3戦:○ 2-0 対鳥栖(得点者/大森、小川)
第4戦:○ 2-1 対鹿島(得点者/倉田、米倉)
第5戦:○ 3-1 対FC東京(得点者/宇佐美×2、西野)
第6戦:● 0-1 対仙台
決勝トーナメント
準々決勝第1戦:△ 1-1 対神戸(得点者/宇佐美)
第2戦:○ 3-0 対神戸(得点者/倉田、宇佐美、阿部)
準決勝 第1戦:○ 3-1 対川崎(得点者/宇佐美、パトリック、米倉)
第2戦:● 2-3 対川崎(得点者/阿部×2)
ポイント1)決勝戦に向けたチームの状態、雰囲気は?
31節の仙台戦では終了間際に失点し、痛恨のドローに終わった。試合後、今野が「雰囲気は敗戦に近い」と語ったように、チームを包む空気は重苦しい。
ただ一方で、「ナビスコ(のタイトル)が獲れれば、いい状態で(32節の)浦和戦に臨める」(宇佐美)と、決勝に向けて選手たちのモチベーションは高い。唯一、3冠の可能性を残すなか、“まずは1冠”という共通意識があり、仙台戦の反省を生かしつつ「気持ちを切り替えたい」(遠藤)ところ。
ポイント2)怪我人などの懸念材料は?
仙台戦はロスタイムに痛恨の同点ゴールを許したが、守備は一定の安定感を保っている。あえて懸念材料を挙げるとすれば、攻撃陣に若干の疲れが見えるところ。ただ「いい結果を得られるように準備したい」(長谷川監督)と入念なコンディション調整を進める。
ポイント3)広島攻略の糸口となるのは?
宇佐美&パトリックの2トップが上下左右の動きで揺さぶりをかけ、どれだけ1対1の状況を作り出せるか。そうした場面を多く作れば、自然とG大阪ペースになるだろう。また攻撃的MFの2枚が守備ブロックの間に入り込み、攻撃の起点を作れるかもポイントになる。
広島が自陣で強固なブロックを形成したならば、カウンターのリスクを最小限に抑える意味でも、しばらくはパトリックを目がけてボールを放り込み、フィジカル勝負で相手を押し込み疲弊させるのも手だ。
ポイント4)攻撃・守備面で鍵を握るのは誰?
攻撃では、今大会のニューヒーロー賞を受賞した宇佐美のパフォーマンスが間違いなく鍵を握る。31節の仙台戦でもポスト&バー直撃のシュートを放っており、最近はゴールから遠ざかっているものの、フィニッシュの感覚は目を見張るものがある。
一方の守備では、中盤で広範囲をカバーする今野、そして激しいアップダウンが求められる両SBがキーマンだ。とりわけ後者のふたりは、相手ウイングバックと1対1で対峙する機会が増えるが、この攻防で後手に回ると厳しくなる。
ポイント5)どんな展開になる? 予想スコアは?
予想スコア:G大阪 1-0 広島
今季三度対戦しており、互いの手の内は知り尽くしている。そのためストロングポイントを消し合いながら、ともに守備に軸足を置きつつ、リスクマネジメントを怠らない展開となりそう。
一進一退の攻防で決定打をしばらく欠く可能性もあるが、運動量が落ち始めた終盤、鋭いカウンターからG大阪が決勝ゴール。あるいは遠藤のFKやCKからゴールが生まれ、G大阪が虎の子の1点を守り切ると予想する。
文:大木 勇(週刊サッカーダイジェスト/G大阪担当)
31節の仙台戦では終了間際に失点し、痛恨のドローに終わった。試合後、今野が「雰囲気は敗戦に近い」と語ったように、チームを包む空気は重苦しい。
ただ一方で、「ナビスコ(のタイトル)が獲れれば、いい状態で(32節の)浦和戦に臨める」(宇佐美)と、決勝に向けて選手たちのモチベーションは高い。唯一、3冠の可能性を残すなか、“まずは1冠”という共通意識があり、仙台戦の反省を生かしつつ「気持ちを切り替えたい」(遠藤)ところ。
ポイント2)怪我人などの懸念材料は?
仙台戦はロスタイムに痛恨の同点ゴールを許したが、守備は一定の安定感を保っている。あえて懸念材料を挙げるとすれば、攻撃陣に若干の疲れが見えるところ。ただ「いい結果を得られるように準備したい」(長谷川監督)と入念なコンディション調整を進める。
ポイント3)広島攻略の糸口となるのは?
宇佐美&パトリックの2トップが上下左右の動きで揺さぶりをかけ、どれだけ1対1の状況を作り出せるか。そうした場面を多く作れば、自然とG大阪ペースになるだろう。また攻撃的MFの2枚が守備ブロックの間に入り込み、攻撃の起点を作れるかもポイントになる。
広島が自陣で強固なブロックを形成したならば、カウンターのリスクを最小限に抑える意味でも、しばらくはパトリックを目がけてボールを放り込み、フィジカル勝負で相手を押し込み疲弊させるのも手だ。
ポイント4)攻撃・守備面で鍵を握るのは誰?
攻撃では、今大会のニューヒーロー賞を受賞した宇佐美のパフォーマンスが間違いなく鍵を握る。31節の仙台戦でもポスト&バー直撃のシュートを放っており、最近はゴールから遠ざかっているものの、フィニッシュの感覚は目を見張るものがある。
一方の守備では、中盤で広範囲をカバーする今野、そして激しいアップダウンが求められる両SBがキーマンだ。とりわけ後者のふたりは、相手ウイングバックと1対1で対峙する機会が増えるが、この攻防で後手に回ると厳しくなる。
ポイント5)どんな展開になる? 予想スコアは?
予想スコア:G大阪 1-0 広島
今季三度対戦しており、互いの手の内は知り尽くしている。そのためストロングポイントを消し合いながら、ともに守備に軸足を置きつつ、リスクマネジメントを怠らない展開となりそう。
一進一退の攻防で決定打をしばらく欠く可能性もあるが、運動量が落ち始めた終盤、鋭いカウンターからG大阪が決勝ゴール。あるいは遠藤のFKやCKからゴールが生まれ、G大阪が虎の子の1点を守り切ると予想する。
文:大木 勇(週刊サッカーダイジェスト/G大阪担当)