【現地発】「高みから転落したニッポンヌ」フランス紙が、なでしこジャパンの”慢心ぶり”を酷評

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月11日

「決定機を作れなかった」とシビアな評価

アルゼンチンとの初戦に臨んだなでしこジャパン。前回ファイナリストの躓きに衝撃が走った。 (C) REUTERS/AFLO

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 そして中継アナは83分、「日本のパスは526本とすごい数ですが、結局は何ももたらさず、非生産的と言うしかない」、「これはアルゼンチンの快挙です!」と叫んだ。

 試合翌日の日刊紙『L'EQUIPE』は、囲み記事で「高みから転落したニッポンヌ(注・日本人の女性表現のひとつ)」と酷評。パルク・デ・プランスに大勢の日本人サポーターが詰めかけたが、「若い選手たちが動揺していた」、「一種の慢心が見えた」と綴っている。

 さらにメイン記事でも、「ニッポンヌは昨日まで、ワールドカップ優勝、そして準優勝、アジアカップ2連覇のステータスに支えられ、(勝利の)可能性は高かった。たしかに試合は支配し、テクニックで上回り、ポゼッションは6割を超えた。だが、横山(久美)のロングシュート(50分)と長谷川(唯)の遅すぎたトライ(91分)を除けば、決定機を作り出せなかった」とシビアに分析した。

 対照的に、アルゼンチンについては、これまでカオスのような時期を過ごし、ほとんど試合もせず、お金もなく、ワールドカップで1勝もできていなかったと紹介した。

 このドローで「彼女たちは歴史的快挙を実現した」と強調した。「地獄の魔人のごとく守り抜き、まさに男子でも有名な、あの切り札を使って自分たちの限界を補完した。それは”グリンタ(ど根性)”である」と賛辞を送っている。

 そして最後は、監督の冷静な言葉の引用で締めくくった。「日本相手にプレーできるとしたら、われわれにはこのやり方しかなかった。ゴール前を固めて、それから正確にカウンターを仕掛けることだった」――。

 フランス国民は常に弱者と苦労人の味方で、試練を乗り越えてきたアルゼンチンに拍手を送っている。だが日本に対しても、「この失望から立ち直れるか?」という好奇心がふつふつと沸いている。

文●結城麻里
text by Marie YUUKI

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