2008年のエンゲルス時代に似ていたオリヴェイラ監督のマネジメント
ただ忘れていけないのが、メンバー固定と言われながらも、山中亮輔、鈴木大輔といった新加入選手がいまやレギュラー格となり、同じく汰木康也を切り札とした世代交代を進めようという、指揮官の意図は随所に感じられたが、道半ばとなってしまった。
今季のオリヴェイラ監督のチームマネジメントには既視感がある。2008年、ホルガー・オジェック監督が公式戦2試合で解任。そのあと、バトンを受け継いだゲルト・エンゲルス監督の時と似ている。
当時のメンバーはワシントン、ポンテ、田中マルクス闘莉王らJ随一の錚々たるメンバー。相手を個人能力頼みに押しまくった。そのため、試合までの時間をコンディション調整に充てられ、十分な戦術練習などのトレーニングができなかった。そのツケはシーズン終盤にACL準決勝・ガンバ大阪戦に表われた。2試合合計2-4で敗戦し、公式戦4連敗で終了。エンゲルス監督は解任となった。
今季のオリヴェイラ監督のチームマネジメントには既視感がある。2008年、ホルガー・オジェック監督が公式戦2試合で解任。そのあと、バトンを受け継いだゲルト・エンゲルス監督の時と似ている。
当時のメンバーはワシントン、ポンテ、田中マルクス闘莉王らJ随一の錚々たるメンバー。相手を個人能力頼みに押しまくった。そのため、試合までの時間をコンディション調整に充てられ、十分な戦術練習などのトレーニングができなかった。そのツケはシーズン終盤にACL準決勝・ガンバ大阪戦に表われた。2試合合計2-4で敗戦し、公式戦4連敗で終了。エンゲルス監督は解任となった。
今回、暫定が取れ、実質2度目の登板となった大槻監督。モチベーターとともに分析に長けた指揮官がどれだけチームを浮上させるか。前回は1か月限定だったが、今回は残り半年をどう乗り切るかにも注目したい。残留争いをした2011年シーズンの再来は御免だ。
以前、ベテラン記者から聞いた言葉が思い出される。
「練習以上のプレーは試合では出ない」
日々の練習、鍛錬こそ勝利への近道と改めて、思い知った今回の解任劇だった。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
以前、ベテラン記者から聞いた言葉が思い出される。
「練習以上のプレーは試合では出ない」
日々の練習、鍛錬こそ勝利への近道と改めて、思い知った今回の解任劇だった。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)