【インタビュー】大宮の『救世主』ムルジャが語る残留への決意

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2014年10月23日

「自信を持つことができれば運や勢いが我々に傾いてくる」

鹿島戦の勝利でチーム全体に自信が生まれたと語ったムルジャ。このまま一気に残留争いを抜け出したいところだ。(C) SOCCER DIGEST

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――残留争いをしている苦しいチーム状況をどう考えていますか?
「加入した時は結果が出ておらず、全員が自信を失っていました。負けが込んでいたので、自信がなくなってしまうのは仕方がありません。とにかく1勝することが非常に重要だと自分は言い続け、チームとしても1勝を心待ちに戦ってきた。リーグ戦で久々に勝利した鹿島戦前と後で確実に違うのは、チームとしての自信、プレーしている選手それぞれの自信。負け続けていた時は、どっちに転んでもおかしくない試合が相手優位に進んでいました。今は逆に、自分たちが勝てている。自信というのは非常に重要なもので、全員が自分に自信を持っているチームはやはり強い。鹿島戦後に掴んだ勝利も、圧勝というわけではなくて、いずれもどっちに転んでもおかしくない内容でした。自分たちが自信を持ってプレーできているので、我々に運や勢いが傾いてきているんだと思います」
 
――違いは自信だけでしょうか?
「あとは確実に失点が減りました。今までは先制点を相手に奪われて、しかも早い段階での失点ですから、自分たちは試合を通してずっと追いかけている状態。これで戦い続けるのは非常に難しく、先制されなくなったというのは、大きな意味があります。また、先制点を奪えば精神的に楽に戦えます。なので、『まず先制しよう』とずっと話していました。それができたのが鹿島戦であり、そのまま勝ちに持っていけました」
 
――その鹿島戦では、ムルジャ選手自ら大事な先制点を挙げました。
「1-0で勝っている試合と、0-1で負けている試合では、負荷がずいぶんと違ってくる。あの先制点でチームは楽にプレーすることができました。それまでは得点してもなかなか勝ちにつながらなかったですし、リードして試合を進めたいという気持ちがこもっていました」
 
――技術の高さが窺える得点でした。
「自分でもいいゴールだったと思います。利き足とは逆の左足で、技術が必要なシュートを打てました。それに、ボールに対する反応が良かったです。泉澤選手のシュートがDFに当たって、私の傍にこぼれてきて、感覚的に打ちました。触るまでに考える時間もないなかで反応できました。とにかく、あの時間帯でゴールを奪いたいという強い意志が素早い反応につながったんだと思います」
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