オリヴェイラ監督も組織の熟成に手応え
「全体的に組織プレーができるようになってきました。今日も組織プレーがしっかりとできていたから、個人プレーも生きたのが武藤(のゴール)でした。私は組織プレーが強ければ、個人が活躍できると思っています」
満身創痍の状態だったとはいえ、鹿島という百戦錬磨のチームに先制を許しながら、「このまま続ければ大丈夫」と思えるところまで組織力が高まった。そのうえで、個人の技術をその組織に乗せて生かすところまでチームの段階は高まっている。だからこそ、来季に再びアジアの舞台に立つ権利を得るのはチームにとって重要なことだ。残り4試合、その権利を争うコンサドーレ札幌とFC東京との直接対決も残しており、準々決勝まで進んでいる天皇杯というルートもある。
満身創痍の状態だったとはいえ、鹿島という百戦錬磨のチームに先制を許しながら、「このまま続ければ大丈夫」と思えるところまで組織力が高まった。そのうえで、個人の技術をその組織に乗せて生かすところまでチームの段階は高まっている。だからこそ、来季に再びアジアの舞台に立つ権利を得るのはチームにとって重要なことだ。残り4試合、その権利を争うコンサドーレ札幌とFC東京との直接対決も残しており、準々決勝まで進んでいる天皇杯というルートもある。
昨季にアジア王者に輝きながら、リーグ戦での失敗で今季は国内に専念している。そのうえに、序盤戦に躓いてシーズンを通せば満足のいく成績とは言い難い。だからこそ、石にかじりついてでも果たすべきACL出場権獲得に向け、ラストスパートの準備は完全に整ったと言えるはずだ。
取材・文●轡田哲朗(フリーライター)
取材・文●轡田哲朗(フリーライター)