「今日のゴールは過去のこと」 11試合ぶり得点の “C大阪の主砲” 杉本健勇が見据えるもの

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月16日

不振のエースを使い続けた指揮官の覚悟

ユン・ジョンファン監督(左)から期待を寄せられる杉本(右)は、熱意溢れる指導に応えようともがき続けた。 (C) SOCCER DIGEST

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 不発が続くエースの起用法などを問われ、ユン・ジョンファン監督はこう答えていた。

「自分の経験から言えば、体力的な問題ではない。以前と比べると運動量が少なくて、相手に捕まえられている。動きながら、チャンスを仕留めないといけない。監督の立場として、今は(ゴールを)待っている状況。健勇ぐらいの選手は、今のウチにはいない。チームのエースとして、やらないといけない」

 発破をかけ続けていた杉本が決めたことは、指揮官にとっても大きな喜びだったに違いない。

 C大阪は、一度は同点に追いつかれながらも、選手たちに積極性が出始めた後半に盛り返し、64分に多くの選手が連動して、最後はソウザが技ありのゴール。68分には、得点源としているセットプレーから、高木俊幸にゴールが生まれた。

 8試合ぶりの白星を飾ったことは、C大阪にとって何よりの明るい材料であるが、主力組が前節の札幌戦から取り組み始めた3-4-2-1の布陣には、まだ多くの課題が残っている。1トップで出場を続ける杉本にとっても、意識している2シャドーとの距離感など、まだまだ改善の余地がある。

「明日になれば、今日のゴールは過去のこと。次に決められるかが大事になってくるし、ここからは、また自分次第」

 4年後のカタールW杯出場を目指す25歳は、久しぶりの得点にも感慨に浸ることなく、中3日で挑む次節、アウェーでのV・ファーレン長崎戦を早くも見据えている。
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