来季のACL出場権を得られるリーグ3位以内は今季の目標にすべき
「(パスを)出してちゃんと動く作業が少しずつできたらっていうのがあるから、それを一人ひとりが考えてやっていけたら、逆に全体が動かなくて済む。そこを止められて、蹴らないといけないところが、自分たちの良さを出せない状況になっている」
最終局面で変化をつけられる柏木が、ビルドアップを助けなければいけないことは大きなマイナスになる。彼が敵陣でのチャンスメイクに関わる比重を高めることは、ブロックを作る相手を崩すには必要だ。そのためには、後方の選手たちがボールを預けるだけでなく主体的な関わり方をしなければならない。それは、武藤が話す「追い越し」に掛ける人数を増やすことにもつながるからだ。
現在、浦和は20試合を終えて勝点28の暫定8位だ。中断明けの無敗継続で残留争いのラインからは大きく抜け出し、次は上位進出をうかがう段階にある。天皇杯というルートはあるにせよ、来季のACL出場権を得られるリーグ3位以内は今季の目標にすべきだ。そのためには、守備に重心を置く相手から勝点3を奪うことが必要になる。
最終局面で変化をつけられる柏木が、ビルドアップを助けなければいけないことは大きなマイナスになる。彼が敵陣でのチャンスメイクに関わる比重を高めることは、ブロックを作る相手を崩すには必要だ。そのためには、後方の選手たちがボールを預けるだけでなく主体的な関わり方をしなければならない。それは、武藤が話す「追い越し」に掛ける人数を増やすことにもつながるからだ。
現在、浦和は20試合を終えて勝点28の暫定8位だ。中断明けの無敗継続で残留争いのラインからは大きく抜け出し、次は上位進出をうかがう段階にある。天皇杯というルートはあるにせよ、来季のACL出場権を得られるリーグ3位以内は今季の目標にすべきだ。そのためには、守備に重心を置く相手から勝点3を奪うことが必要になる。
オリヴェイラ監督は「1週間の中で2、3日は試合を想定して負荷を上げるのが必要」と話した。5連戦となる当面の日程で、それができるのは鳥栖戦までの期間だけだ。そうした意味でも、この期間にどのような仕込みができるかは、今季の最終成績にも影響を与えると言えるだろう。
取材・文:轡田哲朗(フリーライター)
取材・文:轡田哲朗(フリーライター)