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【指揮官コラム】三浦泰年の『情熱地泰』|F・トーレス獲得以上に衝撃を受けた鳥栖ユースの強さ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月18日

下部組織の結果も、ビッグネームの存在も、本質があってこそ

鹿児島は現在、J2昇格圏内の2位に位置する。三浦監督も同じ九州クラブから舞い込んだ相次ぐ“ビッグニュース”にモチベーションを高めている。(C) SOCCER DIGEST

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 鹿児島ユナイテッドFCの監督でありながら鳥栖の話題をコラムにするのはおかしいが、近くに良い手本があるのは悪いことではない。
 
 鹿児島も市民、県民、行政から経済界まですべての人たちがこのチャンスに助け合い、九州ナンバーワンクラブ、チームを目指さなければならない。
 
 鹿児島ユナイテッドFCのユースは城西と五分五分かそれ以下なのかもしれない。
 
 ただ焦ることはない。鳥栖も浜松のアマチュアリーグクラブを移転させスタートを切り、佐賀県鳥栖市にフランチャイズを変えて時間をかけてここまでになった。
 
 そして昨年は長崎がJ1昇格を決めた。その前年度は、下から数えた方が早い順位だったにもかかわらず、下位からのJ1昇格を掴んだのだ。
 
 現在は経営的にも安定し大きな栄光を掴みかけている。本当の意味での強さとは、下部組織の結果でもビックネーム選手の獲得でもないのであろう。
 
 クラブが組織としてサッカーを通して幸せであるか? そして周りに幸せと喜びを与え続ける存在であるか? 下部組織の結果も、ビッグネームの存在も本質があってこそのものなのである。
 
 いきなり明日、その日は来ない。
 
 何の世界でも同じ事が言える。そこには大小関係ない。大きな企業だろうが小さな企業であろうが、もちろん大きな予算を持ったチームでも、そうでないチームでも同じ。
 
 そしてプロスポーツ選手でも、サラリーマンの世界でも同じ。しっかりした志を持ってやっていかなければいけない。それがプロサッカーの世界、プロクラブの責任なのだと思う。
 
 僕もそこに貢献できるようにしっかり前進して行く。鹿児島のために。
 
2018年7月17日
三浦泰年
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